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超希少な運動性放線菌の選択分離方法の確立と遺伝資源としての保全

研究課題

研究課題/領域番号 19K06086
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39060:生物資源保全学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

山村 英樹  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (70516939)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード放線菌 / 選択分離法 / 運動性 / ろ紙 / 超希少放線菌 / 遺伝資源 / 土壌 / 分類
研究開始時の研究の概要

本研究は世界的にも珍しい超希少な運動性放線菌の分離法を開発し、日本においてその存在確認と分布を明らかにする。そもそも、東南アジアにはKrasilnikovia属やPlanomonospora属のような超希少かつ運動性を有している放線菌が多数存在しているが、日本のどこに存在しているのかは不明である。本研究は超希少運動性放線菌を分離するための選択分離法の開発を行い、遺伝子資源として保全する。

研究成果の概要

放線菌は土壌などの環境試料中に多く存在しており、その多くはStreptomyces属が占めている。一方で、分布数の少ない放線菌を希少放線菌と呼び、さらに分布数の少ない運動性放線菌は新規天然物の探索源として需要が高くなってきている。本件研究では従来法とは異なる器材や誘引剤を利用する事でより簡便な運動性放線菌の選択分離法を提案する事を目的とした。様々な検討を行った結果、簡便な器材のみで実施が可能なバルク土壌集積培養法とその改良法を開発することに成功した。この方法によって得られる運動性放線菌は新種推定株が多いことが分かった。うち1株について詳細な分類学的研究を行ったところ、新種であると同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

創薬資源として活躍が期待されている希少放線菌、中でも運動性放線菌の分離方法を新たに構築する手法を考案、さらに新規遺伝資源の取得が可能になった。この方法は、ろ紙などを用いる事で、研究設備が乏しい途上国においても希少放線菌探索の実施を可能にするものである。希少放線菌は創薬資源としても価値があるため、本法を用いて途上国自身でコレクションを保有すれば、製薬企業との共同研究費獲得が可能になり、その資金を元手に更なる研究のレベルアップと教育を施すことが可能であると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 運動性放線菌を選択的に分離するバルク土壌浸漬法の改良および分類に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      新井 智大, 岩渕 智宏, 田村 朋彦, 小久保 晋,中川 洋史, 早川 正幸, 山村 英 樹
    • 学会等名
      日本放線菌学会2021年度大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 新規運動性放線菌の選択的分離を可能にするバルク土壌浸漬法の開発2019

    • 著者名/発表者名
      岩渕 智宏,山村 英樹,中川 洋史,小久保 晋,早川 正幸
    • 学会等名
      第34回日本放線菌学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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