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13CO2投与と顕微サンプリングによる樹木リグニンの部位選択的高感度構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K06168
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40020:木質科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

青木 弾  名古屋大学, 生命農学研究科, 講師 (80595702)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード13CO2 / リグニン / NMR / 13C
研究開始時の研究の概要

本研究では、独自に開発した環境制御型グロースチャンバー(基盤研究(C)15K07510)を用いて13CO2を投与しながら植物を育成し、高13C試料を得る。さらに高13C試料から特定部位の個別収集を行い、NMR法を用いた詳細な構造解析を行う。植物体内における顕微スケールのリグニン構造に関する知見を集積し、植物の精緻なリグニン生合成制御の顕微的実態に迫る。

研究成果の概要

本研究の目的は植物細胞壁リグニンの化学構造および形成過程、特に組織特異的なリグニンの構造を明らかにすることである。組織特異的な分析では得られる試料が少ないため、高感度分析が必要である。そこで高感度NMR分析を実現するため、13CO2雰囲気下で植物を育成した。傾斜育成されたクロマツ試料から、傾斜下側に形成されたあて材組織を採取した。得られた試料を各種化学分析に供し、針葉樹あて材に特有の化学構造について調査した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、構造解析手法として応用性の高い核磁気共鳴(NMR)法を高感度で、かつ一部の特異的な組織から得られた微量サンプルを用いて利用するための手法を考案し、実験を行った。結果より、環境制御型育成によって得られた特異な微量サンプルについて、超高感度分析が実施できた。植物体内では様々な組織が状況に応じて形成されているが、それぞれが個別に分析できているわけではない。特に、大型で樹齢の長い木本植物に関して、このような環境制御育成を実施した例は少ない。本研究成果によって、物性と構造の相関に関してより具体的な議論を進めることが可能となった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 13CO2投与によるクロマツ圧縮あて材リグニンの構造解析2022

    • 著者名/発表者名
      齋藤優依、青木弾、松下泰幸、吉田正人、福島和彦
    • 学会等名
      第72回日本木材学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] 名古屋大学 森林化学研究室

    • URL

      http://forestchem.sakura.ne.jp/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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