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ガスセンサを用いた匂い識別手法による新規腐朽判定方法の実用化に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K06176
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40020:木質科学関連
研究機関地方独立行政法人北海道立総合研究機構

研究代表者

鈴木 昌樹  地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林産試験場, 主査 (00446311)

研究分担者 宮内 輝久  地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林産試験場, 主査 (20446339)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード木材腐朽菌 / ガスセンサ / 腐朽診断 / Electronic Nose / Machine Olfaction / 匂い識別 / におい識別
研究開始時の研究の概要

木材腐朽の判定は観察や測定を必要とするため,直接観察できない狭所等での実施が困難である。そこで本課題では,そのような箇所における木材の腐朽を建物等を損傷することなしに検出するために,複数のガスセンサを用いたにおい識別手法による新たな木材腐朽の検出手法の実用化に向けた検討を行う。本研究では,同手法による腐朽の進行度の判別と,木材腐朽菌が活動できる条件下で存在することが予想されるカビとの識別の可能性を検討する。

研究成果の概要

木造建築物の新たな腐朽検出法を提供するために,ガスセンサを用いた匂い識別手法の検討を行った。既存の半導体式ガスセンサに加えて,水晶振動子式センサを導入し,センサ表面に形成する感応膜に用いる物質の組み合わせを得た。腐朽初期と1年経過後の試験片の測定を行った。実験期間中に匂いの変化を検出できず,本手法による腐朽段階の判定は困難であると結論付けた。木材腐朽菌とカビとの判定では,数種類の組み合わせにおいて一定の成果を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ガスセンサアレイを用いた腐朽検出手法について,学術論文1報での公表を行った。本手法による腐朽段階の判別については,困難であることが明らかになった。一方で,本研究で用いた半導体式ガスセンサの経時変化が腐朽の有無の判別には影響しないことを明らかにした。また木材腐朽菌とカビに識別についても一定の成果を得た。本研究の成果は,木造建築物の壁体内や床下など直接観察しづらい場所での木材腐朽菌の検出において強力な手段を提供する。

報告書

(2件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ガスセンサと空気採取による新規腐朽判別手法の検討2020

    • 著者名/発表者名
      鈴木昌樹、宮内輝久,平林靖,伊佐治信一,長縄竜一
    • 学会等名
      第70回日本木材学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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