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ゲノム科学等の先端技術を活用したノリのプロトプラスト作成法の再興と簡便化

研究課題

研究課題/領域番号 19K06188
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関佐賀大学

研究代表者

関 清彦  佐賀大学, 農学部, 講師 (00264151)

研究分担者 濱 洋一郎  佐賀大学, 農学部, 教授 (00243999)
永野 幸生  佐賀大学, 総合分析実験センター, 准教授 (00263038)
川村 嘉応  佐賀大学, 農学部, 招へい教授 (30601603)
後藤 正利  佐賀大学, 農学部, 教授 (90274521)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードスサビノリ / プロトプラスト / ポルフィラナーゼ / キシラナーゼ / マンナナーゼ / アガラーゼ / 酵母発現系 / Pyropia yezoensis / プロトプラスト作成技術 / 糖質加水分解酵素
研究開始時の研究の概要

ノリ養殖は,近年の海水温上昇等によって深刻な打撃を受けている為,環境変化への即応手法である迅速種苗技術や,耐性新品種の迅速作出法の開発が急務である。迅速種苗化や新品種作出には,細胞壁の無いプロトプラストを利用することが有効であるが、秘伝のようなノリのプロトプラスト作成技術の為に実用性が低く,プロトプラストの有効性を十分に活用できていなかった。そこで本研究では,ゲノム科学等の先端技術を活用した,ノリのプロトプラスト作成技術の再興と簡便化に取り組むこととした。さらに,ノリのプロトプラストの高度利用を促進する目的で,利用価値の高い胞子体世代のプロトプラスト作成にも新たに取り組むこととした。

研究成果の概要

海水温上昇等の環境変化への即応手法である海苔新品種の迅速作出法の作出をめざし、ゲノム科学等の先端技術を活用した海苔プロトプラスト作成技術の再興と簡便化に取り組んだ。酵素生産菌のゲノム解析、DFASTによる酵素遺伝子情報の取得、人工遺伝子合成を用いた発現プラスミド作成および組換え酵素発現により、簡便にそして短期間に酵素活性の安定したプロトプラスト作成酵素を取得することが可能になった。
海苔プロトプラストを用いたゲノム編集基盤整備を進め,佐賀大学で解析した海苔ゲノム情報をもとに有用な形質を導入した海苔新品種の作出を期待する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

持続的な栽培が可能で環境変化に強い海苔新品種作出のための分子育種法の開発が期待されている。しかし海苔育種へのゲノム科学をとりいれた先端技術は確立されておらず、育種学的な分子レベルでの研究は大きく遅れている。ノリプロトプラストを利用できれば、細胞融合による新品種開発につながる他、ゲノム編集に応用可能なDNA/RNA/タンパク質の導入法開発にも道が開かれる。本研究で短期間に酵素活性の安定したプロトプラスト作成酵素を取得することが可能になり、また葉状体再生率の高いプロトプラストを作成できるようになったことは、海苔の分子育種法の開発に貢献すると期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Mucor ambiguus由来エキソ-キトビオハイドロラーゼの発現と酵素化学的性質2019

    • 著者名/発表者名
      野口晴菜,関 清彦,甲斐美鈴,中野友香,宮嵜 厚,小林元太
    • 学会等名
      日本農芸化学会 2019 年度 西日本・中四国支部合同沖縄大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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