研究課題/領域番号 |
19K06271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
池島 祥文 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (20607923)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アグリフードネットワーク / 地産地消 / 企業間取引 / 農業・食料資源 / 可視化 / 地域経済循環 / FromToデータ / 企業間取引データ / 企業エコシステム / 連鎖的取引 / 経済循環 / 地域未来牽引企業 / 地域間ネットワーク / GIS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、地域農業と農業食料関連産業によって形成される生産・流通・消費に至るネットワーク関係(アグリフードネットワーク)による経済効果を明らかにする。地域で生産された生鮮農産物の流通ルートを測定するためのアプリケーション開発を進め、流通に伴う空間的、時間的、経済的なリアルデータを収集・解析するとともに、地域の農産物加工・農業食料関連産業よる企業間取引ネットワークの構築・解析結果と結合させ、地産地消や一般流通のより具体的な経済循環構造およびその経済効果を定量的に明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、地域農業と農業・食料関連産業によって形成される生産・流通・消費に至るネットワーク関係をミクロなリアルデータの収集を通じて明示し、ネットワークに伴って生じるお金の流れを可視化し、地域経済循環の役割を定量的に解明することを目的とする。 その結果、市場外流通含め、地域で生産される農産物の流通経路を測定しながら、生産から消費に至る空間的、時間的、経済的なリアルデータを収集・解析し、地産地消のネットワーク構造を明示した。また、膨大な企業間取引情報をネットワークデータに変換し、地域での経済循環を生み出す取引関係を可視化するとともに、その経済効果を算出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、農産物流通において市場を経由しない市場外流通が増えてきた都市農業エリアを対象に、地産地消が実現する範囲とその経済効果を、より具体的な流通経路を踏まえて算出することに取組んだ。地域農業の流通範囲を個別に追いかけたミクロデータは公表されておらず、そうした未観測データを実際に収集し、解析した点に学術的な意義がある。 また、同時に、こうしたデータ構築・分析は、地域の農業振興策や経済活性化事業に対して、政策的提案や検証のための素材を提供できるという社会的意義も高いといえる。
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