研究課題/領域番号 |
19K06290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
守山 拓弥 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (70640126)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生物文化多様性 / 魚類 / 魚名 / 方言 / アンケート / 一次的魚名 / 接頭語 / 全国 / 栃木県 / 田んぼの魚とりアンケート / 全国調査 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の対象となる水田水域では、水田農業が魚類多様性に寄与するとの知見はあるが、魚類多様性が文化多様性に寄与するという知見はない。これを明らかにできれば、水田農業が生物文化多様性の保全機能を有する根拠となる。 本研究では、「田んぼの魚とりアンケート」のデータ(魚種毎の漁法、料理法、魚名およびそれらの数)の解析と、全国規模のヒアリングにより、水田農業が生物文化多様性の保全機能を有するか明らかにする。保全機能が明らかになれば、水田農業がもつ多面的機能の一つとして国内外に示せ、水田農業への理解促進につながると期待される。
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研究成果の概要 |
昨今、生物多様性と文化多様性を含めた概念である生物文化多様性という考え方がひろがりつつある。本研究では、日本の水田農業が生物文化多様性にどのような影響を持つかを明らかにするため、全国の農村集落を対象にアンケート調査を実施した。調査結果を基に、文化多様性の一端である淡水魚の方言名の解析を行った。解析は最もデータ数が多かった栃木県について単独で行った。また、全国の調査結果についても別途解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,生物多様性と文化多様性が相互に関連する「生物文化多様性」という概念が提起され,その保全が世界的な課題となっている。本研究の対象となる水田水域では,水田農業が魚類多様性に寄与するとの知見はあるが,魚類多様性が文化多様性に寄与するという知見はない。これを明らかにできれば,水田農業が生物文化多様性の保全機能を有する根拠となる。本研究により明らかにした,水田農業が生物文化多様性の保全機能は,水田農業がもつ多面的機能の一つとして国内外に示せ,日本の水田農業への理解促進につながると期待される。
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