研究課題/領域番号 |
19K06292
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
|
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
齊藤 忠臣 鳥取大学, 農学部, 准教授 (70515824)
|
研究分担者 |
依田 清胤 石巻専修大学, 理工学部, 教授 (30254832)
猪迫 耕二 鳥取大学, 農学部, 教授 (60243383)
竹村 圭弘 鳥取大学, 農学部, 准教授 (70731545)
藤巻 晴行 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授 (90323253)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 土壌・植物・大気連続系 / 樹木 / 樹体水分 / 樹液流速 / 水ポテンシャル / 電気伝導度 / 膨圧 / 幹直径 / デンドロメータ / SPAC |
研究開始時の研究の概要 |
土壌・大気系通じた植物体・樹木における物質移動・貯留のメカニズムには数多くの未解明点が存在する.また,異なる環境下における樹木の水利用特性の解明は,森林水文,生態系保全,気候変動応答の解明,センサ類を用いた精密農業(効率的な灌漑,高品質果樹の生産)等の多分野における発展性・実用性を有している.本研究では,国内の自生樹種および果樹を対象として,近年開発されたセンサ群を駆使し,樹体内外における物質移動の「駆動力」「流れ」「貯留」の網羅的な非破壊・連続観測を行い,物質移動・貯留のメカニズムを解明した上で,得られた知見の多分野での応用について検討する.
|
研究成果の概要 |
本研究は近年新規開発されたセンサ群を駆使し,樹体内外における物質移動の「駆動力」「流れ」「貯留」の網羅的な非破壊・連続観測を行う事により,これまで未解明であった樹木の水利用特性・機構を解明し,物質移動・貯留に関する新たな知見を得ることを目的として実施された.国内の自生種(シラカシ)および果樹(ニホンナシ)を対象として自然条件下や水分ストレス条件下で観測を行った結果,各種水分状態指標の日内変動・季節変動の特徴や気象条件・水ストレスに応じた物質移動メカニズムが明らかとなった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土壌・植物・大気連続系における物質移動の機構解明は重要な課題であるが,特に植物体を通じた物質移動については数多くの未解明点が存在している.樹木の水利用特性や物質移動機構の解明は,森林水文,生態系保全,気候変動応答といった多分野における発展性・実用性を有している.また,気象条件やストレスに対する各水分状態指標の変動特性が明らかとなり,これは各センサ類を用いた精密農業(効率的な灌漑,高品質果樹の生産)へと寄与すると期待される.
|