研究課題/領域番号 |
19K06324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
角谷 晃司 近畿大学, 薬学総合研究所, 教授 (10257983)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | サフラン / 柱頭様組織 / 光透過法 / 柱頭組織 / 開花制御 / 光透過選 / 低温処理 / 開花 / 雌蕊組織 / 組織培養 / クロシン |
研究開始時の研究の概要 |
サフランは、生薬製剤、食品、香辛料として世界一高価な薬用植物である。サフラン生産を増大させるため、我々は、柱頭組織の収穫後の大量に廃棄される花茎組織を用い、植物培養技術によって、柱頭様組織を分化形成する培養条件を見出した。しかし、柱頭様組織の分化形成には、分化誘導をコントロールする植物ホルモンと培養温度、さらに、花茎組織中の分化に適した部位の特定化が必要である。そこで、本研究では、サフラン柱頭様組織の大量増殖法の開発を目的とし、柱頭様組織分化に適した培養条件の確立と花茎組織の特定化のための光透過法による画像解析法の開発を試みる。
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研究成果の概要 |
サフランの柱頭組織(めしべ)は生薬・香料・染料・食品として多用されている。めしべを収穫するためには多大な労力が必要であり、植物個体から少量しか得ることができないため、本研究では、花茎組織から柱頭様組織を効率的に分化できる培養条件を明らかにした。また、柱頭様組織の分化に適した花茎組織部の光透過選抜法についても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、サフランの柱頭組織(めしべ)を収穫するためには、広大な面積の栽培と多大な労力が必要であったが、今回明らかにした植物培養技術によって柱頭様組織を大量かつ安定かつ大量に供給できる可能性を示した。また、光透過選抜法は花茎組織から柱頭様組織の分化に必要な適切な部分を選抜するための技術となる。
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