研究課題/領域番号 |
19K06373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
小林 正之 秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授 (50211909)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 繁殖 / EGAM1ホメオタンパク質群 / 初期胚 / ES細胞 / 発生 / 転写因子 / 遺伝子発現 / ホメオタンパク質 / マウス / 初期発生 / 細胞分化 / 胚発生 / 自己複製 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は、マウス胚より新規転写因子EGAM1ホメオタンパク質群 (3種) を発見した。本研究の目的は、胚発生における当該タンパク質群の本質的な役割と遺伝子発現調節メカニズム、組織形成との関連について具体的な例を示すことにより、胚発生や細胞機能を制御する新たな分子基盤として統合的に理解すること、である。これにより、子宮への胚着床の安定性とその後の流産との関連を追及するための研究基盤を確立する。
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研究成果の概要 |
本研究代表者はマウス初期胚より,構造上深い関連性を有する新規転写因子EGAM1ホ メオタンパク質群(3種)を発見した。本研究では,胚発生における当該タンパク質群の役割と標的遺伝子を解明し,胚発生や細胞機能を制御する新たな分子基盤の確立を目指した。その結果,EGAM1ホメオタンパク質群は胚発生の初期に形成される胎盤前駆細胞(栄養外胚葉)の形成に重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EGAM1ホメオタンパク質群は初期胚に含まれる胎仔前駆細胞と胎盤前駆細胞の維持もしくは形成に重要であることより,初期胚の形成とその後の胚着床に重要である。すなわち,初期胚全体の形成もしくは維持に関与する,稀な転写因子であると考えられる。これらのことより,EGAM1ホメオタンパク質群の発現異常は,初期流産の一因になると考えられる。本研究の発展は,産婦人科領域・産業動物の生産等,人類の持続的な発展に大きく寄与する。
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