研究課題/領域番号 |
19K06386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
橋口 周平 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (40295275)
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研究分担者 |
岩野 英知 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (60382488)
村上 明一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (00733635)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ファージ / バクテリオファージ / ワクチン / アジュバント / ファージワクチン / ファージセラピー / ファージ療法 / M13ファージ / 抗体 |
研究開始時の研究の概要 |
私どもは、ファージディスプレイ技術に基づいたペプチドワクチンの開発を行う過程で、M13ファージは、既存のアジュバントとは異なるメカニズムで免疫応答を誘導することを見出している。本研究では、ファージに対する免疫応答誘導のメカニズムの解明を試みるとともに、ファージワクチンを利用したin vitro免疫による抗原特異的B細胞移入療法への応用の可能性についても検討する。
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研究成果の概要 |
私どもは、ファージディスプレイ技術に基づいたワクチンの開発を行う過程で、M13ファージは既存のアジュバントとは異なるメカニズムで免疫応答を誘導することを見出している。本研究では、M13ファージワクチンが誘導する免疫応答について解析した。緑膿菌を溶菌するファージを単離しマウスにPBS溶液として投与したところ、M13ファージと同様にファージ特異的IgG抗体の誘導が認められた。アジュバントの添加を必要とすることなく一次応答の段階からIgG抗体応答を惹起させる現象は、ファージ全般に特徴的な性質であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細菌に感染し死滅させるバクテリオファージを利用したファージ療法の有用性が再認識されはじめ、ファージワクチンへの関心が国際的に高まりつつある。ファージ特有の免疫誘導のメカニズムを解明することは、ファージを担体としたワクチン開発に限らず、共生関係にあるファージ・腸内細菌・哺乳動物間の相互作用の理解、ファージ療法における免疫応答の影響を考慮する上で重要な知見となる。
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