研究課題/領域番号 |
19K06461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
松井 孝憲 久留米大学, 医学部, 准教授 (10425233)
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研究分担者 |
東元 祐一郎 久留米大学, 医学部, 教授 (40352124)
外川内 亜美 久留米大学, 医学部, 助教 (60809177)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 終末糖化産物 / 核酸医薬品 / アプタマー / 動脈硬化症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、動脈硬化症の発症・進展に深く関わるグリセルアルデヒド由来の終末糖化産物(GLA-AGEs)に着目し、GLA-AGEsの作用を担う構造体を同定することを目的とする。そのために、既知の3つのGLA-AGEs構造体の作用を阻害するアプタマー(標的に特異的に結合する一本鎖のDNA)をApoE欠損マウス及びバルーン傷害による動脈硬化モデル動物に投与し、動脈硬化症の抑制効果を検討する。
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研究成果の概要 |
動脈硬化症の発症・進展に深く関わるグリセルアルデヒド由来の終末糖化産物(GLA-AGEs)に着目し、GLA-AGEsの作用を担う構造体を突き止めることを目的として、おこなった。そのために、既知の3つのGLA-AGEs構造体の作用を、培養細胞を用いて明らかにした。また、GLA-AGEs構造体に結合するアプタマー(一本鎖のDNA)を作成し、GLA-AGEs構造体の作用に対する阻害効果や、これまで生体内レベルの定量が困難だったGLA-AGEs構造体の新規定量方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化症は心血管病の基盤となる疾患であり、本邦において主たる死因の一つである。しかし、その発症メカニズムは様々な生活習慣病と関わっており、解明と治療法の開発は困難である。そのため、多くの生活習慣病と動脈硬化症をつなぐ共通の病的因子を同定し、それに対する特異的な治療法の開発が望まれてきた。今回我々は、生体内の老化物質である3つの終末糖化産物に着目し、それぞれに結合する新規の核酸医薬品であるアプタマーを作成し、阻害効果と、アプタマーを応用した終末糖化産物の定量方法の開発をおこなった。動脈硬化症と生活習慣病をつなぐ共通因子の解明と、新規の動脈硬化症の治療方法を提供に繋がる成果を得られた。
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