研究課題/領域番号 |
19K06569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
錦見 昭彦 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究推進基盤センター, 室長 (70404019)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コラーゲン / オリゴペプチド / シグナル伝達 / ペプチド / 水酸化プロリン / コラーゲンペプチド / プロテオミクス解析 / キナーゼ |
研究開始時の研究の概要 |
経口摂取したコラーゲンは、消化酵素等で完全に分解されず、オリゴペプチドとして体内に取り込まれる。近年、コラーゲン由来のオリゴペプチドが、細胞の分化や増殖を促す生理活性を有することが明らかになっている。本研究では、これらのオリゴペプチドが相互作用する分子を明らかにし、生理活性を発揮するメカニズムを解明することを目的にしている。
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研究成果の概要 |
コラーゲンを摂取したり、炎症等で組織が損傷したりすることにより、水酸化プロリンを含むオリゴペプチドが血中に生じること、これらのオリゴペプチドが生理活性をもち、損傷修復や炎症制御に寄与していることが知られている。本研究では、代表的なコラーゲン由来のオリゴペプチド、プロリン-水酸化プロリンジペプチド(Pro-Hyp)と相互作用する分子を同定し、その作用機序解明を試みた。その結果、Jakキナーゼややスフィンゴシン1リン酸受容体(S1PR)がPro-Hypと会合し、活性が亢進することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、経口摂取したコラーゲンペプチドが、アミノ酸レベルまで分解されることなく、オリゴペプチドとして吸収されること、これらオリゴペプチドが細胞の分化や増殖に影響を与え、損傷修復や炎症制御に関与していることが示されるようになってきた。しかしながら、その作用機序がほとんど解明されていなかったため、コラーゲン分解産物の生理活性に対して懐疑的な意見も多い。本研究により、具体的な標的分子が示されたことで、コラーゲンペプチドの効果に科学的な根拠を与えることができたと考えられる。
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