研究課題/領域番号 |
19K06572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
内藤 裕子 藤田医科大学, 医療科学部, 講師 (10456775)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コンドロイチン硫酸 / 肺炎球菌 / 免疫系 / 糖鎖 / 免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
細胞は、膜タンパク質等に付加された糖鎖で覆われている。糖鎖の構造は多様かつ細胞種特異的であることから、病原体による宿主の選別に利用される。また、糖鎖の構造は同一の細胞においても普遍ではなく、細胞の分化、活性化に伴い劇的に変化しており、細胞自身の機能制御において重要な役割を果たしている。予備的研究により、直鎖状糖鎖である6位硫酸化コンドロイチン硫酸(CS)を欠損させると、肺炎球菌の感染に対する感受性が著しく低下することが明らかになった。そこで本研究では、この肺炎球菌抵抗性の分子メカニズムを明らかにすることを目的として、6位硫酸化CS欠損マウスの免疫系における表現型の解析を行う。
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研究成果の概要 |
糖鎖の構造は多様かつ細胞種特異的であるだけでなく、細胞の分化、活性化に伴い劇的に変化しており、糖鎖は病原体の感染成立や細胞自身の機能制御において重要な役割を果たす。コンドロイチン硫酸の6位硫酸化酵素であるC6ST-1をマウスで欠損させると肺炎球菌に対する感受性が著しく低下することを見出したことから、C6ST-1 欠損マウスの免疫系の解析を進めた結果、C6ST-1の欠損が炎症誘導の異常をもたらす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺炎球菌は肺炎や敗血症、細菌性髄膜炎の主たる原因菌である。肺炎球菌感染による細菌性髄膜炎では、脳内への薬物移行性の問題から抗菌薬の選択肢が限られている。本研究で得られた結果をさらに発展させることにより、これまで標的として理解されていなかったコンドロイチン硫酸の免疫系における機能、肺炎球菌の感染における役割が明らかになれば、肺炎球菌感染症の新たな治療薬、ワクチンの開発にもつながると期待される。
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