• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プロテアソームによる分解のための基質蛋白質内包性分解シグナルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K06595
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43040:生物物理学関連
研究機関富山大学

研究代表者

伊野部 智由  富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (50568855)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードプロテアソーム / 細胞内タンパク質分解 / Unstructured領域 / ユビキチン-プロテアソーム系 / ユビキチン / タンパク質工学 / ユビキチン-プロテアソーム系 / タンパク質分解
研究開始時の研究の概要

ターゲット蛋白質のポリユビキチン化が、プロテアソームによる蛋白質分解のシグナルであると信じられてきた。しかしながらポリユビキチン化だけでは不十分で、第二、第三の分解シグナルが存在するのではないかと疑われている。そこで本研究ではターゲット蛋白質にある構造を取らない部位の特定のアミノ酸配列と、ターゲット蛋白質の電荷が、第二、第三の分解シグナルとして働くのではないかと考え、その検証を行う。

研究成果の概要

ユビキチン-プロテアソーム系(UPS)は真核生物における最も重要なタンパク質分解システムである。UPSの標的タンパク質選択はこれまで、ユビキチン化システムだけにより行われ、ユビキチン化されたタンパク質がプロテアソームにより認識され分解されると信じられてきた。しかしながら基質タンパク質自体の性質も、プロテアソームの基質認識において重要であることを示唆する報告が相次いでいる。本研究において我々は、基質タンパク質自身の電荷とUnstructured領域のアミノ酸配列がプロテアソームによる分解に大きな影響を与えることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

プロテアソームの分解ターゲット蛋白質のUnstructured領域や電荷が分解に大きな影響を与えることを示した本研究の成果は、プロテアソームによる分解は今まで考えられていた以上に高度かつ多段階に制御されていることを示唆しており、プロテアソームによる分解と関与する様々な生命現象の理解に一石を投じるだろう。さらにはUnstructured領域や電荷に注目した分解制御方法の開発が可能になり、基礎研究のみならず、人の疾病とその治療法への応用が期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Unstructured領域から始まるプロテアソームによる蛋白質分解2020

    • 著者名/発表者名
      伊野部 智由
    • 雑誌名

      日本応用酵素協会誌

      巻: 54 ページ: 19-24

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] リン酸化によるタンパク質分解制御2021

    • 著者名/発表者名
      伊野部智由、澤田大輔
    • 学会等名
      第21回日本蛋白質科学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 抗体を用いた前立腺がん抑制因子NKX3.1分解阻害2021

    • 著者名/発表者名
      原理華、土居信英、伊野部智由
    • 学会等名
      第21回日本蛋白質科学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] FRB-FKBP融合タンパク質によるラパマイシン依存的多量体形成システムの開発2021

    • 著者名/発表者名
      坂口瑠菜、伊野部智由
    • 学会等名
      第21回日本蛋白質科学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] GFPを用いた26Sプロテアソームのハイスループットアッセイシステムの開発2019

    • 著者名/発表者名
      山本 啓暉,伊野部 智由
    • 学会等名
      第19回日本蛋白質科学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] プロテアソームの分解は基質タンパク質の電荷の違いに依存する2019

    • 著者名/発表者名
      大沼 幸平,伊野部 智由
    • 学会等名
      第19回日本蛋白質科学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi