研究課題/領域番号 |
19K06642
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
高田 幸 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (40392013)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 哺乳類 / 減数分裂 / コヒーシンタンパク質 / インスレータータンパク質 / クロマチン / コヒーシン タンパク質 / クロマチン高次構造 / インスレーター結合タンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
減数第一分裂期では、体細胞分裂期にある細胞とは異なった、特有の染色体動態及び構造変換が認められる。しかし、体細胞分裂を行う生殖幹細胞から、減数分裂期にある生殖細胞への遷移期の複雑な染色体の挙動と、それに伴った核内クロマチン高次構造のスイッチング機構には不明な点が多い。 本研究では、マウスにおける減数分裂型インスレーターおよびコヒーシンタンパク質それぞれの相互作用因子及び生殖細胞核内における結合領域を同定することにより、生殖細胞系列におけるクロマチン高次構造のスイッチング機構を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
本研究は、哺乳類における体細胞系列から生殖細胞系列への核内クロマチン高次構造変換機構の解明を目的とする。 減数第一分裂期では、体細胞分裂期にある細胞とは異なった、特有の染色体動態及び構造変換が認められる。しかし、体細胞分裂を行う生殖幹細胞から、減数分裂期にある生殖細胞への遷移期の複雑な染色体の挙動と、それに伴った核内クロマチン高次構造の変換機構には不明な点が多い。そこで、本研究では減数分裂型インスレーターおよびコヒーシンタンパク質に焦点を当て、それぞれの相互作用因子の探索、生殖細胞核内における結合領域のゲノムワイドな同定により、この機構を明らかにする。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体細胞分裂により増殖した生殖幹細胞が減数分裂期へエントリーする遷移期の複雑な染色体の挙動と、それに伴う核内クロマチン高次構造のスイッチング機構には不明な点が多い。解析対象となる細胞集団が生体内においてごく少数であることから、我々は高い純度で効率よくサンプルを確保する手法を確立し、さまざまなアプリケーションに対応できるようにできたことは非常に大きい進歩である。本研究課題による成果をもとにした基礎医学的な理解が、社会問題となっているヒトの不妊疾患の原因究明や創薬・治療法確立の基盤になると考えている。
|