研究課題/領域番号 |
19K06658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石川 時郎 京都大学, 理学研究科, 助教 (70632545)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メダカ / 老化 / 寿命 |
研究開始時の研究の概要 |
メダカは遺伝子改変が容易なモデル生物であり、多数の個体を飼育するのも容易である極めて優れた日本産の実験動物である。 本研究の目的は、メダカを用いて脊椎動物の寿命を調べる系を立ち上げることである。 本研究により、メダカを用いて寿命を調べられるようになれば、すでに線虫やショウジョウバエで示されたさまざまな寿命に関連する因子が脊椎動物においても重要であるかを簡便に調べることが可能となり、人類の寿命延長の研究に大きく役立つことが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、寿命が比較的短い脊椎動物であるメダカをモデルとして老化や寿命解析を可能にすることを目標とした。 まず、老化細胞のマーカーであるp16遺伝子のメダカホモログを同定し、p16の発現制御領域とVENUSを結合したコンストラクトを導入された遺伝子導入メダカの作出に成功した。 また、摂取カロリーがメダカ寿命に与える影響を確認するため、様々な量でメダカを飼育することで、高量の餌と比較して低量の餌を与えた場合においてメダカの寿命が伸びることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老化や寿命のメカニズムを短期間で解析するためには短期間に自然老化する生き物を用いることが望ましい。本研究ではメダカを用いることで寿命・老化解析が行えるかを検証した。 まず、メダカにおける老化細胞マーカー遺伝子ホモログのクローニングに成功したため、これを用いた老化細胞生成メカニズムの解析が可能になった。また、餌の量を変化させることで寿命が変化することが観察できた。これらによりメダカを用いた寿命・老化解析を行うための手法が一部確立された。
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