研究課題/領域番号 |
19K06752
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
|
研究機関 | 公益財団法人サントリー生命科学財団 |
研究代表者 |
佐竹 炎 公益財団法人サントリー生命科学財団, 生物有機科学研究所・統合生体分子機能研究部, 主幹研究員 (20280688)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | ペプチド / GPCR / カタユウレイボヤ / 卵胞 / 成長 / 神経ペプチド / 受容体 / 成熟 / 進化 |
研究開始時の研究の概要 |
ホヤ特異的な新規神経ペプチドの一つ、Ci-LF8とその受容体を同定し、Ci-LF8が卵巣に特異的に発現していることを明らかにした。本研究では、Ci-LF8が制御する卵胞成長成熟機構を体系的に解明し、ホヤの卵胞成熟機構をさらに明らかにするとともに、脊索動物門における同機構の進化や多様化を明らかにする分子基盤を構築する。
|
研究成果の概要 |
これまでに、研究代表者らは、脊索動物の一種、カタユウレイボヤから種特異的ペプチド、CiLF8を発見している。また、同ペプチドの特異的受容体である、CiLF8-Rを決定している。しかし、CiLF8の生理機能は不明である。本研究では、CiLF8-Rがホヤの未卵黄形成期の卵細胞に発現していること、同卵胞にCiLF8を加えると、多くの非コードRNAの発現が変動することを見出した。したがって、CiLF8は未卵黄形成期の卵細胞の成長に関与していると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、カタユウレイボヤの種特異的なペプチドであるCi-LF8の卵胞における生理機能を明らかにすることで、これまで不明だったカタユウレイボヤの卵胞の成長成熟機構の一端を解き明かすものである。脊索動物門における卵胞の成長制御機構の共通性と多様性、すなわち、進化の過程をを分子レベルで解明していく突破口となる。今後は、他のペプチドの作用と統合することで、ホヤの卵胞成長成熟機構の全容の解明を明らかにしていく。
|