研究課題/領域番号 |
19K06869
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45050:自然人類学関連
|
研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
坂上 和弘 独立行政法人国立科学博物館, 人類研究部, グループ長 (70333789)
|
研究分担者 |
山本 正二 一般財団法人Ai情報センター(研究グループ), 研究グループ, その他 (40302567)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | ミイラ / 日本 / 屍蝋化 / 即身仏 / 自然人類学 / 保全 / 保存科学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「日本に存在しているミイラはどのような状態であり、何体存在するのか」、「どのような人物がどのような方法でミイラとなったのか」を調査し、「日本に所在するミイラの現状とミイラ保護に関してはどのような手立てが必要なのか」という問題に関して回答を与えることを意図している。
|
研究成果の概要 |
本研究は、「日本に存在しているミイラはどのような状態であり、何体存在するのか」を調査し、「それらの現状と保護に関してどのような手立てが必要なのか」を明らかにすることを意図していた。調査の結果、現在日本には64個体のミイラ標本が存在し、ミイラ化された僧侶の遺体である即身仏が15個体、海外のミイラ標本が30個体、日本で発見されたミイラ標本(屍蝋等を含む)が19個体であった。これらのミイラのうち、博物館で保管されているものの保全状況は良好であったが、即身仏に関しては保管状況にもよるが、カビ等の除去が必要なものが大部分であった。複数のミイラ標本(28個体)についてCT撮影を行い、デジタル保存を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、「Inventory of the human mummy specimens stored in Japan」として、Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series D (Anthropology)48に公表した。これにより、これまで未知であったミイラ標本の所蔵機関とその状況、そして保存への手立ての基礎情報が明らかとなった。
|