研究課題/領域番号 |
19K06907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 愛媛大学 (2021-2022) 京都大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
武内 章英 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (90436618)
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研究分担者 |
飯田 慶 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (00387961)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Sfpq / RNA結合タンパク質 / クロマチン・リモデリングファクター / ヒストン修飾 / DNA修飾 / RNA修飾 / 超長鎖遺伝子発現制御 / 免疫沈降・質量分析 / 長鎖遺伝子発現制御 / 免疫沈降 / 質量分析 / 神経エピジェネティックス / クロマチン制御因子 / 超長鎖遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトの脳は、神経の幹細胞が分裂・増殖し様々な種類の神経細胞が生まれることで形作られる。この多種多様な神経細胞が生まれる過程は、遺伝子の発現プログラムにより制御されていることが知られているが、この制御はこれまでの遺伝子の転写調節を研究するだけでは完全に解読することが難しいことが分かりつつある。包括的な遺伝子発現制御機構を理解するために、近年染色体の構造変化を含んだ解析が注目されており(エピジェネティックス)、申請者は神経発生時の遺伝子発現制御と染色体構造制御の相互関係に着目し、まだ未知の神経エピジェネティックス解析により神経発生制御機構の謎に迫る。
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研究成果の概要 |
神経幹細胞分化を司るニューロエピジェネティクス制御の全容解明とその分子制御メカニズムの解明のため、1)神経分化過程でのクロマチン構成分子およびその制御因子の網羅的な発現パターン解析、2)神経超長鎖遺伝子のmRNAの転写を許容するクロマチンダイナミックの制御メカニズムの解析、3)同定したクロマチン制御因子および構成因子の神経発生・分化における機能解析、神経エピゲノムと遺伝子発現に及ぼす影響の解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経幹細胞から神経分化過程でかなりダイナミックなニューロエピジェネティクス制御機構が存在することが明らかとなり、これが予め神経発生過程にプログラムされたものなのか、発生の過程につれて受動的に変化するものなのか明らかにできると考えている。一連の研究で、謎だったニューロエピジェネティクス制御機構の存在が明らかになり、神経発生制御機構の解明貢献する知見が得られたと共に、この制御機構をさらに解明することでiPS細胞等を用いた再生医療の研究や、この制御機構に異常により発症する神経変性疾患・精神疾患の解明につかながると思われる。
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