研究課題/領域番号 |
19K06924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46020:神経形態学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 純 九州大学, 医学研究院, 講師 (70582708)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 神経新生 / 海馬 / メマンチン / コカイン / ケタミン / ドパミン / セロトニン |
研究開始時の研究の概要 |
海馬歯状回では発達後も顆粒細胞が産生され、神経回路の再編が行われている。海馬神経新生といわれるこの現象は、認知症・うつ病などの治療に有用であることも分かっている。しかしながら、海馬神経新生の制御機構の詳細は不明な点も多い。本研究では、海馬広域神経回路レベルで神経新生の制御機構に焦点を当て、その詳細を明らかにすることを目指す。本研究の目的は、高齢化社会において社会生活を営む上で必要な脳機能の維持のための基礎的な知見を得ることである。
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研究成果の概要 |
海馬歯状回では発達後も顆粒細胞が産生され、神経回路の再編が行われている。生体海馬神経新生といわれるこの現象は、環境やストレス、薬物などの外界 (外部) 情報の影響を受けることが知られている。本研究では、抗認知症薬メマンチンに着目した研究を行い、メマンチンの認知機能改善作用には、コンドロイチン硫酸量の増加を作用機転とする海馬神経新生の促進が関与している可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海馬神経新生の増加は、認知症・うつ病などの治療に応用できる。本研究の結果は、神経新生の視点からメマンチンの作用機序を明らかにしたものであり、超高齢化社会において社会生活を営む上で必要な脳機能の維持やメンタルヘルス向上のための基礎的な知見となりうる。
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