研究課題/領域番号 |
19K07045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
難波 卓司 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 准教授 (10729859)
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研究分担者 |
東 洋一郎 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 講師 (80380062)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 小胞体 / オートファジー / オルガネラコミュニケーション / 小胞体-ミトコンドリア接触領域 / シグナル伝達 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではBAP31の機能を詳細に解析することで、小胞体とミトコンドリアのクロストークを介したミトコンドリアの恒常性維持機構の解明を目指す。計画している具体的な研究は ① BAP31とミトコンドリアの呼吸活性や品質管理の関連性の解析、②ミトコンドリア呼吸鎖complex I 複合体の形成におけるBAP31の役割、③小胞体ストレスがBAP31に与える影響の解析④ BAP31ノックアウトマウスの解析、の4つである。
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研究成果の概要 |
小胞体膜タンパク質BAP31がミトコンドリア膜タンパク質Tom40と小胞体-ミトコンドリア接触領域で相互作用し、特定のミトコンドリアタンパク質のミトコンドリア内への輸送を促進することでミトコンドリアの恒常性維持をおこなっている。さらに、BAP31-Tom40複合体はストレスによりその相互作用を解消して、ミトコンドリアタンパク質の輸送をストップすることでミトコンドリアの活性調整をおこなっていることを明らかにした。本研究により小胞体により新たなミトコンドリアの恒常性維持機構が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体やミトコンドリアの正常な機能は私たちの健康を維持するために重要である。本研究により、小胞体とミトコンドリアがストレスに応答してどのように機能を超しているのか、どのように機能が破綻していくのかについてのメカニズムの一端が明らかになった。この成果をもとに新たな創薬のターゲットが見つかることが期待される。
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