研究課題/領域番号 |
19K07051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
板部 洋之 昭和大学, 薬学部, 教授 (30203079)
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研究分担者 |
澤田 直子 (笹部直子) 昭和大学, 薬学部, 助教 (50643566)
小濱 孝士 昭和大学, 薬学部, 准教授 (60395647)
牧山 智彦 昭和大学, 薬学部, 助教 (60733102)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 酸化LDL / 酸化HDL / 動脈硬化症 / 急性心筋後続 / LC-MS/MS / 好中球細胞外トラップ / HDL / 急性心筋梗塞 / NETs |
研究開始時の研究の概要 |
動脈硬化症の発症要因として酸化LDLが指摘されてきた。一方、HDLはコレステロールの引抜き作用に加え、HDL自身が酸化されてLDLの酸化変性を抑制する作用があるが、生じた酸化HDLがどのような性状と作用を持つのか、まだほとんど検討がなされていない。本研究は、酸化HDLの生成過程と病巣形成への関与の解明を目的とする。ウエスタンブロットや質量分析計を用いてapoA-Iの修飾および生成する酸化脂質の分子種を解析し、HDLの酸化変性の過程を検討する。酸化HDLのマクロファージや血管内皮細胞への作用について検討する。また、抗酸化リン脂質抗体を用いてヒト血漿中の酸化HDLの検出と分離を試みる。
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研究成果の概要 |
これまでにヒト血中oxLDLがoxHDLを伴う新奇複合体粒子であることを報告してきた。予め重水素標識酸化PCを添加したLDLに、HDLを混和すると酸化PCは酵素的に速やかに加水分解され、生じたリゾPCはLCATにより再アシル化されPCとなった。酸化PC、リゾPCともLDLからHDLに速やかに移行し、重水素標識PCがHDL中に増加した。血管内皮傷害、血栓形成にも関わる好中球新しい細胞死であるネトーシスが、ヒト血漿から分離した生体内oxLDL-oxHDL複合体画分により増強されることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性心筋梗塞などの重篤な循環器疾患を引き起こす重要なリスク因子であるoxLDLが、生体内においてはどのような性状を有するのかを明らかにすることで、疾患の早期発見や有効な治療法開発に向けた糸口を見出すことが可能になる。
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