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グルコース輸送体の小胞型輸送システムと生理・病態作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K07064
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

日浅 未来  岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (30587720)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードトランスポーター / アスコルビン酸 / デヒドロアスコルビン酸 / 線維芽細胞 / 血管平滑筋細胞 / グルコーストランスポーター / 輸送体 / 小胞型 / GLUT
研究開始時の研究の概要

グルコーストランスポーター(GLUT)は細胞膜に局在し、細胞内にグルコースなどの糖類を取り込んでエネルギー供給などの生体恒常性の維持に関与している。このうち、クラスⅢに属するGLUTsは細胞内膜に局在し、グルコースの他にmyo-inositolやデヒドロアスコルビン酸(DHA)を基質とするものがあることがわかってきている。クラスⅢのGLUTsについて細胞内局在性、小胞への輸送システム、生理作用の解明を目的に研究をすすめ、特にGLUT10の生理作用と病態生理解明を目指す。

研究成果の概要

本研究では、内膜系に局在するグルコーストランスポーター(GLUT)の発現と局在、機能、生理作用について解析し、GLUT10, 8, 12が血管平滑筋細胞に発現すること、小胞体に特にGLUT10,12が局在することを明らかにした。また、GLUT12の精製タンパクを用いた解析にて、GLUT12はGLUT1と同様の輸送特性を持つこと、デヒドロアスコルビン酸を基質とする可能性を見出した。これまで機能未知であった内膜型GLUTsが小胞体でデヒドロアスコルビン酸輸送体として機能することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

主なグルコーストランスポーター(GLUT)は細胞膜に局在して細胞内にグルコースなどの糖類を取り込んでエネルギー供給などの生体恒常性の維持に関与しているが、そのファミリーの中には機能未知のGLUTがあることが知られている。本研究はGLUT10,12が小胞体局在型のデヒドロアスコルビン酸輸送体であることを示唆している。小胞体内に輸送されたデヒドロアスコルビン酸はアスコルビン酸に還元され、補酵素として機能すると考えられる。特にGLUT10は関与する遺伝子疾患も知られており、その病態生理の解明が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Functional characterization and tissue localization of the facilitative glucose transporter GLUT122020

    • 著者名/発表者名
      Matsuo Shunsuke、Hiasa Miki、Omote Hiroshi
    • 雑誌名

      The Journal of Biochemistry

      巻: 168 号: 6 ページ: 611-620

    • DOI

      10.1093/jb/mvaa090

    • NAID

      40022454687

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 小胞型ポリアミントランスポーター(VPAT)の機能と生理作用2021

    • 著者名/発表者名
      日浅未来
    • 学会等名
      日本ポリアミン学会 第12 回年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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