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機能性モノクローナル抗体を用いた抗ウイルス戦略に向けた創薬基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K07075
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

深澤 征義  国立感染症研究所, 細胞化学部, 部長 (20291130)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードモノクローナル抗体 / ウイルス
研究開始時の研究の概要

複数膜貫通タンパク質の立体構造を認識する抗体の取得は、一般的に非常に難しいが、我々は独自の免疫法とスクリーニング法を駆使して、効率的な機能性モノクローナル抗体の樹立を多数行ってきた。本研究では、この方法をさらに広範に適用・展開すべく、エボラウイルスの感染に必須である13回膜貫通タンパク質NPC1分子の立体構造認識抗体の取得を試み、ウイルス感染を阻止できる機能性抗体(創薬プローブ)の取得を目指す。

研究成果の概要

エボラウイルスの感染に必須である13回膜貫通タンパク質NPC1分子の立体構造認識モノクローナル抗体の取得を目指した研究である。免疫はDNA免疫法を用い、ハイブリドーマのスクリーニングは、CRISPR/Cas9スシステムを用いたゲノム編集により樹立したNPC1 KO細胞株と親株とのdifferential screeningにより行うことで、多数の抗NPC1モノクローナル抗体の樹立に成功した。樹立した機能性抗NPC1モノクローナル抗体の性状解析を行い、複数の抗体において、エボラシュードウイルスの感染を阻止できることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

複数膜貫通型タンパク質のインタクトの構造を認識する抗体の取得は難しいとされている。本研究において我々は、免疫法とスクリーニング法を工夫することで、13回膜貫通タンパク質NPC1分子の立体構造認識モノクローナル抗体を多数取得することに成功した。本手法は、機能性抗体の樹立法として非常に有用と考えられた。また、これら抗体のいくつかのクローンはエボラシュードウイルスの感染を有意に阻止できたことから、抗エボラウイルス薬の候補として有望であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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