研究課題/領域番号 |
19K07119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
久米 利明 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (10303843)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | タンパク質プロファイリング / アルツハイマー病 / 神経変性疾患 / 網羅解析 / iPS細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
難治性神経変性疾患は長期間にわたって症状が徐々に進行することから、早期からの介入によって疾患予防と進行の緩徐化が可能と考えられているが、適切なバイオマーカーが同定されておらず、実現に至っていない。本研究では、新規等電点電気泳動ゲルおよび画像解析技術を活用して、根治困難な脳疾患に対する先制医療を実現するバイオマーカーの探索とタンパク質プロファイリングによる薬物の作用点の解析系の構築を行う。
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研究成果の概要 |
アルツハイマー病(AD)などの神経変性疾患は根本治療法は確立しておらず、早期の介入による先制医療への期待が高まっているが、それを実施するためのバイオマーカーが見出されていない。そこで本研究では、個別のタンパク質の変動に注目するのではなく、タンパク質プロファイリング技術を活用して網羅的にタンパク質変動パターンを蓄積し、その中から抽出した複数のタンパク質変動パターンを疾患のバイオマーカーとして利用するための基盤研究を進める予定であったが、種々の事情により、ADのモデルマウスならびにその発症に重要であるAβの立体構造に着目した毒性発現機序の検討を進め、いくつかの重要な因子を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、脳疾患と関連するタンパク質のプロファイルに関する新たな知見が得られることが期待されます。これにより、脳の病理学や疾患の発症機構についてより深い理解が可能になります。また、新しいタンパク質プロファイリング技術の開発や改良は、医学研究における重要な手法の進歩を促進することが期待されます。社会的意義については、脳疾患における早期診断と個別化された治療法の開発は、患者の生活の質を向上させる重要な要素であり、バイオマーカーの創出は、脳疾患の早期検出や効果的な治療法の開発に寄与することが期待されます。
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