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生体リズムを考慮した抗リウマチ薬ヤヌスキナーゼ阻害剤の至適投与設計の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K07161
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関富山大学

研究代表者

藤 秀人  富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (90346809)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード生体リズム / 関節リウマチ / JAK阻害剤 / 時間薬理 / ヤヌスキナーゼ阻害剤 / 日周リズム
研究開始時の研究の概要

炎症性サイトカインは、関節リウマチ (RA) において病状の進行に、重要な役割を有している。また、サイトカインは、正常時には明瞭な日周リズムはなく、RA発症によって日周リズムが発現することが知られている。ヤヌスキナーゼ (JAK) は、炎症性サイトカインの発現に重要な役割を持っているとされており、RA発症によるサイトカインの周期性にはJAKが関与しているのではないかと考えられる。
そこで、本研究では、RA発症時のJAKの周期性変動及びその制御機構を評価する。また、これらの周期性変動を考慮したJAK阻害剤の時間薬理学的有用性を、RAモデル動物を用いて検討する。

研究成果の概要

実験動物を対象にトファシチニブの投薬時刻の違いによる抗リウマチ効果への影響を評価した。その結果、17時投与群と比較し、5時投与群で顕著に関節炎増悪抑制効果がみられた。また、本剤は、臨床で1日2回投与されるため、1回投与量を同量とし、1日1回もしくは、1日2回で投与した結果、1日1回5時投与群は、1日量が半量であるにもかかわらず、1日2回投与とほぼ同等の薬効を示した。以上より、より最適な投与時刻を選定することは、本薬の有効性を向上できると考えられる。今後、臨床試験等を実施し、安全性・有効性を証明しなければならないが、RA治療における医療費の軽減や治療効果の向上に本投薬法が寄与できると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

関節リウマチ薬における時間薬理学研究は、基礎及び臨床研究で、種々の検討が行われてきた。タクロリムスのように、実臨床で、それが応用されているが、多くの抗リウマチ薬で、臨床応用は未達である。本研究では、JAK阻害剤を対象に、実験動物にて時間薬理研究を実施し、投薬時刻の違いによって治療効果が大きく変化することを明らかにした。
今後、臨床研究などが必要であるが、、抗リウマチ薬の時間治療が、臨床において有益であることを本研究を通して明らかにすることができた。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] SKGマウスを対象としたトファシチニブの投薬時刻の違いによる抗リウマチ効果への影響2022

    • 著者名/発表者名
      藤秀人
    • 学会等名
      日本リウマチ学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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