研究課題/領域番号 |
19K07201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
川野 雅章 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (30447528)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Polyomavirus / Simian virus 40 / VP1 / Virus-like particle / Adjuvant / Adaptive immune response / Antibody production / Cell-mediated immunity / Antigen presentation / Antigen / Incorporation / OVA / Cellular immune response / Humoral immune response / simian virus 40 / virus-like particle / immune response / innate immunity / adaptive immunity / cytotoxic T lymphocyte / antibody production / vaccine / polyomavirus / adjuvant |
研究開始時の研究の概要 |
サルのポリオーマウイルスのsimian Virus 40 (SV40) のウイルス様粒子 (VLP, virus-like particle) に対する免疫応答として、SV40 VLPに対する、ヘルパーT細胞、B細胞、natural killer細胞、細胞傷害性T細胞の各々の免疫細胞の免疫活性化を解析することで、SV40 VLPによる免疫活性化機構の概観が明らかになると期待される。この解析によって、SV40 VLPの免疫活性化の効率と強度が明確になるものと思われる。また、この解析によって、目的とする抗原を内包したSV40 VLPをワクチンとして利用することの妥当性が確立されるものと期待される。
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研究成果の概要 |
Simian virus 40 (SV40) は、直径50 nmの正二十面体構造のウイルス粒子を構造タンパク質VP1のみで構成している。本研究で我々は、外来抗原を内包したSV40 ウイルス様粒子 (VLP, Virus-like particle) を調製し、内包した外来抗原に対する獲得免疫応答である細胞性免疫応答、および、抗体産生誘導を解析した。その結果、SV40 VLPは、炎症性サイトカインの分泌を誘導することなく、内包した外来抗原に対して高度な獲得免疫応答を誘導した。そこで、SV40 VP1のみで構成された中身が中空のVLPを調製し、SV40 VLP作用に特徴的な免疫応答の解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外来抗原を内包したSimian virus 40 (SV40) のウイルス様粒子 (VLP, virus-like particle) をマウスに免疫すると、外来抗原に対して抗原賦活物質を加えることなくアラムアジュバントと同等の抗体産生を誘導し、また、古典的な不完全フロイントアジュバントによる細胞性免疫誘導よりも効率良く細胞性免疫を誘導することが判明した。また、SV40 VLPに特有の免疫活性化機構として、抗原提示活性化因子の発現上昇とケモカインの産生を誘導することを発見し、SV40 VLPと結合する細胞性因子も同定した。これらの結果は、新規の免疫活性化誘導法の開発に有用であると考えられる。
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