研究課題/領域番号 |
19K07211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
冨田 努 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 室長 (50402897)
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研究分担者 |
細田 公則 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (40271598)
孫 徹 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, オープンイノベーションセンター, 室長 (60572287)
槇野 久士 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (80399609)
野口 倫生 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, オープンイノベーションセンター, 室長 (00432394)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | GPR40 / 創薬標的 / 脂肪酸 / 糖代謝 / 糖尿病 / 脂肪酸受容体 / インスリン分泌 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病や脂質異常症は心血管イベントのリスク因子だがその発症・進展の機序の解明は不明な点が多い。申請者らが、インスリン分泌増強因子として報告してきたGPR40の生理的意義の解明の目的で、新規に作成したGPR40ノックアウト(KO)ラットはインスリン初期分泌不全、高脂血症を呈した。 本研究では、新規に確立したGPR40BACトランスジェニック(Tg)ラットの糖脂質代謝について、腸管内分泌ホルモンや、腸内環境・細菌叢に注目しながら解析する。また、治療への活用を念頭に、国循バイオバンクに保管されている試料を用いてGPR40遺伝子の多型などを解析する。その際には、倫理的な配慮を十分に行いながら遂行する。
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研究成果の概要 |
1.GPR40Tgラットの解析、GPR40KOラットとの比較:これまでGPR40受容体の過剰発現は機能亢進と関連することが報告されているが、Tgマウスでの報告ではインスリンなど主に膵臓関連プロモーターを用いたものがあるだけで、腸管など他臓器での過剰発現モデルはなかった。ラットGPR40プロモーター下にヒトGPR40を過剰発現させたTgラットを作成し、糖代謝調節に関与している可能性を見出している。 2.国立循環器病研究センター(国循)バイオバンクに保管のヒト試料を用いた検討:糖脂質代謝を含む豊富な臨床情報を有する国循バイオバンクに保管のヒトゲノムDNA試料を用いた検討の準備を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、GPR40の糖代謝への関与の可能性が示唆され、GPR40は低分子化合物の標的となりうるClass A G蛋白共役型受容体であることから、その創薬研究の基盤に寄与するものと思われる。
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