研究課題/領域番号 |
19K07340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 隆史 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (70508308)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Keap1 / Nrf2 |
研究開始時の研究の概要 |
酸化ストレスに対する応答系の破綻は様々な疾患発症と密接に関わっている。ストレスセンサーKeap1は転写因子Nrf2のユビキチン化反応を制御し、酸化ストレス防御機構の中心的役割を担う鍵因子である。これまでに私たちは、Keap1-Nrf2制御系による親電子性物質の感知に重要なセンサーシステイン残基の同定に成功した。しかし、同制御系の活性酸素種に対する感知機構は未だ不明である。本研究では、Keap1の活性酸素種センサーの同定と生理機能解明、さらに酸化ストレス応答におけるNrf2活性化の分子基盤の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
酸化ストレスに対する応答系の破綻は様々な疾患発症と密接に関わっている。このような疾患を未然に防ぐ目的で、細胞は酸化ストレスに対して素早い応答で対応し恒常性を維持している。ストレスセンサーKeap1は転写因子Nrf2のユビキチン化反応を制御し、酸化ストレス防御機構の中心的役割を担う鍵因子である。本研究では、Keap1の活性酸素種センサーの同定と生理機能解明、さらに酸化ストレス応答におけるNrf2活性化の分子基盤の解明を目的とした。さらに、構造機能連関解析により、Keap1-Nrf2制御系による酸化ストレス応答の分子メカニズム解明を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、Keap1が活性酸素種を感知するメカニズムを明らかにしました。このメカニズムは、親電子性物質を感知するメカニズムとは異なり、Keap1はセンサーを使い分けてストレスを感知していることが明らかになりました。本研究を進めていくことで、Keap1-Nrf2システムの活性化メカニズムの分子基盤の理解が進み、Keap1-Nrf2システムを利用した新薬や治療法の開発が加速することが期待されます。
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