研究課題/領域番号 |
19K07399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 東邦大学 (2020-2021) 大阪大学 (2019) |
研究代表者 |
森脇 健太 東邦大学, 医学部, 准教授 (70778068)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 細胞死 / ネクロプトーシス |
研究開始時の研究の概要 |
近年ネクロプトーシスと呼ばれる、形態的にはネクローシスであるが、特定の細胞内シグナル伝達経路によって制御される細胞死が見つかってきた。ネクロプトーシスは多くの炎症性疾患で炎症を促進していることが示唆されているが、その詳細はまだよく分かっていない。そこで本研究ではネクロプトーシスを特異的に検出する生体イメージング技術を開発することによりネクロプトーシスと病態の関係性を明らかにし、更にその技術を用いて詳細な分子機構の解明を目指す。この目的を達成することができれば、炎症性疾患の新たな治療戦略の開発につながることが期待される。
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研究成果の概要 |
ネクロプトーシスは、TNF(tumor necrosis factor)などのサイトカインや細菌・ウイルス成分などによって引き起こされる制御性ネクローシスであり、これまでにいくつかの制御分子が同定されてきたが、その分子機構の詳細は不明であり、またネクロプトーシス細胞の検出法の開発が求められていた。我々は、ネクロプトーシス誘導に必須の分子であるRIPK3の活性化を検出する手法を開発し、細胞内でのRIPK3の動態を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ネクロプトーシスが数多くの感染性・非感染性炎症性疾患の病態に関わっていることが報告されており、これらの疾患に対する治療の有用な標的になると期待されている。本研究で開発された手法を用いて分子機構の詳細を明らかにし、また、生体内でのネクロプトーシスの検出法の確立につなげることで、様々な炎症性疾患に対する新たな治療法の開発につながると期待される。
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