研究課題/領域番号 |
19K07435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
北澤 理子 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (00273780)
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研究分担者 |
原口 竜摩 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (00423690)
木谷 彰岐 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60380234)
福島 万奈 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70546225)
小原 幸弘 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (50792214)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 破骨細胞 / RANK / RANKL / 遺伝子プロモータ / メチル化 / 加齢 / 骨粗鬆症 / 酸化的ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
H27-29年度基盤研究 (C) を受けて、加齢で付加されるCpGメチル化による破骨細胞分化因子RANKLと受容体RANKの発現制御と、酸化的ストレスによる老化Phenotype (P16INK4a, RANKL増加/ Wnt低下)影響下での制御を検討する。申請者らがクローニングした遺伝子プロモータの「RANKL発現をpin-pointで規定する特定部位のCpG」が、穏やかな加齢と代謝毒による老化促進とでは逆方向に働くのではないかという作業仮説に関する研究計画である。さらに骨巨細胞腫のRANKL中和抗体投与後の「間質細胞→骨芽細胞→骨細胞」の分化に着目して治療戦略に繋がる知見の集積を目指す。
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研究成果の概要 |
超高齢化社会においては「老人性骨粗鬆症」の病態解明が重要である。高齢者の低回転型骨粗鬆症では、破骨細胞分化因子RANKLや受容体RANK遺伝子にメチル化による転写抑制がおこり、骨吸収が低下する可能性がある。RANKLメチル化候補部位に1塩基変異を導入した遺伝子改変動物を確立して骨量を解析した。受容体RANKについては加齢動物と培養継代という時間的負荷によるCpGメチル化と遺伝子発現を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉経関連骨減少は骨粗鬆症の主因であり、有効な治療薬も使用されているが、今日の超高齢化社会においては男女を問わずおこる「老人性骨粗鬆症」の病態解明が重要である。健常な高齢者では骨量は30歳代の70%程度であるが、更年期よりも骨代謝は低回転となり、骨量の年次減少は緩やかとなる。後期高齢者の低回転型骨粗鬆症においては、骨吸収を担う破骨細胞形成に関わる破骨細胞分化因子RANKLや受容体RANK遺伝子にCpGメチル化による転写抑制がおこり、破骨細胞による骨吸収活性が低下するメカニズムの解明は重要であり、生活習慣病などの過剰に骨吸収を促進する要因を防ぐ方策に繋がるものであり、社会的意義が大きいといえる。
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