研究課題
基盤研究(C)
グリオブラストーマ(GBM)は最も頻度の高い原発性脳腫瘍であり、予後不良である。本研究では、病理診断および分子標的治療を念頭に、GBM細胞膜表面マーカーの同定を目的とする。GBMに特異的に高発現する細胞膜表面分子が同定されれば、他の悪性腫瘍で成功したように血清腫瘍マーカーとして、もしくは有力な治療薬の標的となる可能性が高いと考える。一般公開された遺伝子発現データベース、杏林大学における手術検体、 GBMおよびアストロサイト培養細胞という3つの系を利用して腫瘍特異的に過剰発現する細胞膜表面マーカー分子の同定を試みる。