研究課題/領域番号 |
19K07464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
小島 隆 札幌医科大学, 医学部, 教授 (30260764)
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研究分担者 |
幸野 貴之 札幌医科大学, 医学部, 講師 (10374563)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 3細胞間タイト結合分子 / Angulin-1/LSR / claudin-2 / EGFシグナル / TGF-betaシグナル / HDACシグナル / 癌悪性化 / HDAC阻害剤 / angulin-1/LSR / 肺腺癌 / 悪性化 / ASPP2 / 細胞分裂 / YAPシグナル / 子宮内膜癌 / JNK/cofilin/acti / 膵癌 / 診断 / 治療 |
研究開始時の研究の概要 |
多機能新規3細胞間タイト結合分子LSRは、正常細胞の上皮バリアの維持だけでなく、細胞集団の安定化に重要な役割を持つと考えられている。さらにLSRは、3細胞間において様々な機能分子と相互作用をしている。そこで今回我々は、我々が確立したヒト正常上皮細胞およびLSRを高発現している癌細胞株を用いて、LSR/ASPP2/PAR3/YAP蛋白複合体の正常および癌細胞における役割および発現調節メカニズム(図1)を多面的に解析する。最終的には3細胞間局在分子の正常および癌細胞における詳細な役割を解明し、癌を含めた様々なヒト疾患における新規病態メカニズムを解明し治療につなげる。
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研究成果の概要 |
多機能3細胞間タイト結合分子angulin-1/LSRは、上皮バリアの維持および細胞集団の安定化に重要な役割を持つと考えられている。さらにangulin-1/LSRは、3細胞間において様々な機能分子と相互作用をし、その発現変化は様々な癌の悪性化への関与が考えられる。そこで我々が確立したヒト正常上皮細胞およびLSRを高発現している癌細胞株を用いて、LSR/ASPP2/PAR3/YAP蛋白複合体の正常および癌細胞における役割および発現調節メカニズムを多面的に解析した。結果、angulin-1/LSRは、様々な癌細胞において多種の細胞内シグナルを介して調節され、悪性化抑制に関与していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、多機能新規3細胞間タイト結合分子angulin-1/LSRの癌細胞における発現調節機構および役割が解明できただけでなく、COVID-19感染を始めとして炎症などの重症化疾患における役割の解明さらに、治療効果のある既存および新規物質のスクリーニングにも役に立つと考えられた。
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