研究課題/領域番号 |
19K07571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
小泉 信夫 国立感染症研究所, 細菌第一部, 主任研究官 (10333361)
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研究分担者 |
中村 修一 東北大学, 工学研究科, 准教授 (90580308)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | レプトスピラ / 持続感染 |
研究開始時の研究の概要 |
人獣共通感染症であるレプトスピラ症の病原体レプトスピラの宿主持続感染機の解明を目的として,トランスポゾン挿入レプトスピラ変異体ライブラリーを作製してラット感染実験を行い,次世代シーケンサーを用いて腎臓に定着できないレプトスピラ変異体を網羅的に取得し,これら変異体を用いて各種のin vitro実験を行うことで,宿主持続感染に必須のレプトスピラ遺伝子およびその機能を明らかにする.
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研究成果の概要 |
レプトスピラ血清型Manilaeのトランスポゾン変異体ライブラリーから,Tn-Seq法によりラット腎臓への定着能が低下した変異体の責任遺伝子129遺伝子を同定した.それら変異体のうちRS00325株あるいはRS01180株を野生株と同時にラットに感染させた場合,感染3日目の血中のRS00325株は野生株の約1/1000,RS01180株は約1/60に低下していることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レプトスピラの宿主持続感染機構を解明することは,本菌が引き起こす疾患であるレプトスピラ症のコントロールのために重要である.本研究で得られた変異体の解析により持続感染に関わるレプトスピラ因子を明らかにすることで,それらをターゲットとしたワクチンや治療薬の開発も期待される.
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