研究課題/領域番号 |
19K07654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 千葉県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
竹永 啓三 千葉県がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究室, 特任研究員 (80260256)
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研究分担者 |
越川 信子 千葉県がんセンター(研究所), がん遺伝創薬研究室, 主任上席研究員 (90260249)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ミトコンドリアDNA / 細胞外小胞 / 細胞間移行 / 転移 / トンネルナノチューブ / ミトコンドリア / マイトファジー / 腫瘍内微小環境 / 病因生変異 |
研究開始時の研究の概要 |
1)マウスおよびヒト高転移性がん細胞株中に存在するミトコンドリアDNA(mtDNA)にコードされるND遺伝子の病因性変異が細胞外小胞に内包され放出された後、野生型mtDNAを有する低転移性細胞に伝搬され複製されることで高転移性を賦与する可能性、2)ヒトがん組織中mtDNA変異のうちで、ND1遺伝子中のSNPであるG3394CとC3497Tが遠隔転移と関連する可能性を検討することを目的とする。
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研究成果の概要 |
マウス肺癌由来高転移性細胞中の転移促進性変異ミトコンドリアDNA(mtDNA)含有ミトコンドリアが低転移性細胞や間質細胞に細胞外小胞(EV)を介して水平移行することを培養細胞系と腫瘍中で見出した。EVの中でもsmall-EV画分に変異mtDNAとミトコンドリアタンパク質が検出された。一方、ヒトmtDNA欠失ρ0細胞と変異mtDNAを有するヒトがん細胞を共培養すると、変異mtDNAコピー数が増加したρ0細胞が少数認められ、変異mtDNAの種類によってはこれらの細胞の遊走能の亢進が認められた。これらの結果から、ある種の病因性変異mtDNAの細胞間移行が浸潤・転移能の亢進に関わる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外小胞を介した転移促進性変異mtDNAの低転移性細胞への伝搬は、低転移性細胞に高転移性を賦与する可能性があり、創薬、治療、転移予測の面から様々な展開を促す可能性がある。
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