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B4免疫チェックポイントシステムを標的とする新規抗がん薬の開発を目指した研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K07704
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関東北大学

研究代表者

遠藤 章太  東北大学, 加齢医学研究所, 講師 (70466580)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード免疫チェックポイント阻害薬 / がん / 免疫チェックポイント / 免疫抑制性受容体 / 抗がん薬
研究開始時の研究の概要

本研究は、がん治療における新規免疫チェックポイント阻害薬を開発することを目的としている。この目的を達成するために、既存の免疫チェックポイント阻害薬が標的とするPD-1免疫チェックポイントを標的とするのではなく、本研究では免疫抑制性受容体Leukocyte Immunoglobulin-like Receptor B4(B4)とそのリガンドB4L1で構成される『B4免疫チェックポイント』を標的とする。B4免疫チェックポイントを標的とする免疫チェックポイント阻害剤を開発することで、PD-L1/L2陰性のがん患者に対する治療の道が開けることを期待する。

研究成果の概要

本研究では既存の免疫チェックポイント阻害薬では治療効果の得られていない患者のQOL向上を目指し、研究代表者らが発見したB4-B4L1免疫チェックポイントを標的とする新規免疫チェックポイント阻害薬の開発を目標として基礎研究を行った。その結果、B4遺伝子欠損マウス(gp49B-/-マウス)はB4L1陽性のルイス肺がん細胞に対する抗がん活性が高くなることが判明し、さらにB4-B4L1結合阻害剤である抗gp49抗体を担がんマウスに投与するとコントロール群に比べて有意な抗がん活性が得られることを見出した。海外の競合グループが同様の結果を我々と同時期に報告しており、アプローチを変更して研究を継続している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、B4-B4L1免疫チェックポイントを標的とすることで効果的な抗がん作用が得られることを示すものであり、PD-1やCTLA-4などの既存の免疫チェックポイント分子を標的とする既存の免疫チェックポイント阻害薬とは作用メカニズムの異なる新規免疫チェックポイント阻害薬の開発に繋がり、がん患者のQOL向上に貢献することが期待できる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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