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1細胞ラビット組換え抗体作製技術を用いた新規がん幹細胞表面マーカー分子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 19K07776
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関近畿大学 (2022)
九州大学 (2019-2021)

研究代表者

今野 大治郎  近畿大学, 理工学部, 准教授 (00362715)

研究分担者 立花 太郎  大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (80311752)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード抗体医薬品 / モノクローナル抗体 / 組換え抗体 / 細胞表面抗原 / がん幹細胞 / グリオーマ / グリオブラストーマ / 膠芽腫 / 細胞免疫
研究開始時の研究の概要

生体における組織幹細胞や老化細胞、がん幹細胞などの性状解析や細胞系譜、分化成熟過程を理解するうえで、細胞表面抗原を認識するモノクローナル抗体を用いた細胞識別法は、現代の医学生物学研究に欠かすことの出来ない基盤技術である。そこで本研究では、”がん幹細胞”を免疫抗原として用い、我々が開発を進めてきたラビットモノクローナル組換え抗体作製技術と、”細胞まるごと”免疫法の組み合わせにより、これまでのマウス/ラットモノクローナル抗体作製法では見出されなかった、がん幹細胞の分化成熟過程をより高精度に識別可能な新規細胞表面抗原マーカー分子の探索に挑戦する。

研究成果の概要

本研究では、我々がこれまで培ってきた、ラット腸骨リンパ節法を用いたモノクローナル抗体作製技術および1細胞ラビットモノクローナル組換え抗体作製技術を応用・発展させ、グリオーマ幹細胞および膵臓がん幹細胞をモデルとして、新規がん幹細胞表面マーカー分子の同定を試みた。その結果、これらの幹細胞の細胞表面抗原を特異的に認識する新規ラットモノクローナル抗体を複数単離することに成功し、新規の抗体医薬品およびがん免疫療法の開発シーズとなり得る抗体を取得した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの多くの研究から、がん細胞およびがん幹細胞に発現する複数の細胞特異的表面マーカー分子が同定されてきた。しかしながら、それらの多くは特異性の問題や、研究者間でデータに矛盾があったりするなどの理由から、医薬品開発までたどりついたものは非常に少数であるのが実情であった。我々が開発した新しいモノクローナル抗体作製プラットフォームは、高選択的な識別を可能とする新規モノクローナル抗体の樹立を可能とする技術であり、またさまざまな疾患細胞への適用が可能であることから、抗体による細胞表面抗原分子の認識を軸とした新しい医工学技術開発のブレイクスルーとなることが期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Generation of the Rat Monoclonal Antibody Against the Extracellular Domain of Human CD63 by DNA Immunization2020

    • 著者名/発表者名
      Xu Liu、Ihara Kan-ichiro、Yoshimura Saori、Konno Daijiro、Tachibana Akira、Nakanishi Takeshi、Tachibana Taro
    • 雑誌名

      Monoclonal Antibodies in Immunodiagnosis and Immunotherapy

      巻: - 号: 3 ページ: 74-76

    • DOI

      10.1089/mab.2020.0007

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / 国際共著

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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