研究課題/領域番号 |
19K07786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
中村 育夫 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (10625312)
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研究分担者 |
波多野 悦朗 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80359801)
藤元 治朗 兵庫医科大学, 医学部, 特別招聘教授 (90199373)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 転移性肝癌 / 化学療法 / 造影超音波検査 / viability |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者らは,肝細胞癌においてマイクロバブル(ソナゾイド)を用いた造影超音波検査で腫瘍造影パターンにより予後予測できることを報告してきた(学会発表し、雑誌に投稿中)。転移性肝癌の化学療法の効果判定では腫瘍径が用いられる。実際は、腫瘍径より腫瘍細胞壊死の程度(viability)が重要で、現在のところ腫瘍のviabilityを正確に判定できる検査は開発されていない。腫瘍は化学療法により壊死すると栄養血管が細く少なくなり流入血流量が減少する。本研究ではこれらの点を踏まえ、造影超音波検査の化学療法による腫瘍造影効果の変化とviabilityとの関連性を明らかにし、新しい腫瘍viability判定法を開発する。
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研究実績の概要 |
近年、消化器癌は増加し死亡率の上位5位内に大腸癌、胃癌、膵臓癌、肝癌がみられる。 肝転移を伴う消化器癌は通常手術は行わず化学療法を行う。その効果判定には、造影CT,造影MRIを用いることが多い。その際、化学療法前後の腫瘍径が効果判定の基準になる。しかし実際は、腫瘍細胞壊死の程度(viability)が最も重要である。PET-CTは腫瘍の viabilityを判定する検査として用いられることがあるが、微少な病変は検出しがたく偽陰性が存在するので、現在のところ腫瘍のviabilityを正確に判定できる検査は開発されていない。 マイクロバブル(ソナゾイド)を用いた造影超音波検査は、造影CT、造影MRIとともに肝腫瘍の診断に用いられている。造影CT、造影MRIに比べ、簡便な検査で腎機能が低下している患者でも使用できる。また、 CTのように被爆しなくてよい。 肝細胞癌において、ソナゾイドを用いた造影超音波 検査がVEGF阻害剤であるsorafenibの治療効果を評価 するのに有用であったとの報告がある (Eric Frampas et al. European Journal of Radiology, 2013)。申請者らは,肝細胞癌に おいてソナゾイドを用いた造影超音波検査の腫瘍造影パターンにより肝切除後の予後予測が可能であることを報告してきた。 腫瘍は化学療法により壊死すると栄養血管が細く少なくなる。それに伴い、腫瘍壊死に陥ると腫瘍への流入血流量が減少する。よって、腫瘍が壊死すると造影超音波 検査の腫瘍造影パターンの変化と造影効果の低下が予測される。 本研究ではこれらの点を踏まえ、造影超音波検査の化学療法による腫瘍造影効 果の変化とviabilityとの関連性を明らかにし、新しい腫瘍viability判定法を開発する。 2022年度は、データを解析していた。まだ、解析は終了しておらず、解析を終了後、論文投稿予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データを解析中である。
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今後の研究の推進方策 |
データ解析し、論文作成する。
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