研究課題/領域番号 |
19K07917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
浅川 明弘 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10452947)
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研究分担者 |
安宅 弘司 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任講師 (30563358)
加藤 郁夫 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (70509843)
網谷 東方 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (70535674)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 食欲 / 食行動 / 神経性やせ症 / 肥満症 / 骨髄 / 視床下部 / 骨髄由来細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、罹患者が増加しているが、病態解明と治療法の開発が遅れ、社会の重要な研究課題になっている、食行動異常を伴う肥満症、神経性やせ症の発症と進展において、1.骨髄由来細胞の脳内集積の役割を解明することによる骨髄-脳相関の検証、2.骨髄由来細胞と腸管ホルモンの関連に焦点をあてた骨髄-脳-腸相関の検証、3.脳内に集積した骨髄由来細胞と標的となる神経細胞の同定と機能の解明、4.骨髄-脳相関と細胞性情報をターゲットにした革新的治療法の創出、を行う。
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研究成果の概要 |
Activity-based anorexiaモデル群及び回転輪による自発運動可能とする群において、視床下部のarginine vasopressinの発現が上昇し、activity-based anorexiaモデル群において、視床下部の室傍核に骨髄由来細胞が集積していた。母子分離を実施したマウスは、高架式十字迷路試験において、オープンアームの選択が少なく、強制水泳試験において、無動時間が長かった。高脂肪食給餌マウスの骨髄細胞を移植した高脂肪食給餌マウスは、普通食給餌マウスの骨髄細胞を移植した高脂肪食給餌マウスに比べ、摂食量は低下し、体重が減少した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経性やせ症や肥満症など、食欲・食行動異常を伴う疾患は、先進国を中心に、年々増加し、重要な社会問題となっているが、有効な治療法・予防法の開発は遅れ、学術的に極めて重要な研究課題になっている。本研究による知見から、神経性やせ症の病態に、視床下部の神経ペプチドや母子関係が関与している可能性、肥満症の病態に骨髄細胞が関与している可能性が示唆される。今後、視床下部、生育歴、食習慣、骨髄が、食欲・体重異常症を呈する多くの疾患の治療・予防のための重要なターゲットになることが考えられた。
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