研究課題/領域番号 |
19K07920
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
江本 美穂 北海道医療大学, 医療技術学部, 講師 (10578735)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 酸化ストレス / aging / EPRイメージング / ナイトロオキサイド化合物 / 老化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、酸化ストレスという観点から老齢マウスと若齢マウスとの間にどのような共通点や差異があるのか?という問いを立て、レドックス状態の相対的指標を非侵襲的に画像化できるEPRイメージング法と、in vitroによる複数の脳内酸化ストレスマーカーの情報を統合し、老化により脳内ではどのような変化が起きたのかを明らかにする画像指標(Risk factor map)を作成する事を目的とする。Risk factor mapにより酸化ストレスによる様々な疾患の危険性を画像から判断でき、将来的には予防医学への寄与が期待できるものである。
|
研究成果の概要 |
アルツハイマー病モデルマウスの酸化ストレス研究の成果から、高齢化による様々な疾患に酸化ストレスに関与しているのではないかと考えるに至った。酸化ストレスという観点から老齢マウスと若齢マウスとの間にどのような共通点や差異があるのか?という問いを立て、レドックス状態の相対的指標を非侵襲的に画像化できるEPRイメージング法と、in vitroによる複数の脳内酸化ストレスマーカーの情報を統合し、老化により脳内ではどのような変化が起きたのかを明らかにする画像指標(Risk factor map)を作成する事を目的とした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会となっている我が国では、更なる高齢化に向けて長期的な対応策を打ち出すことが喫緊の課題となっている。 老化による健康に対する影響はで言えば、最も深刻なものの一つがアルツハイマー病に代表される認知症問題である。平成29年高齢社会白書(内閣府)によると、2025年には65歳以上の高齢者の約5分の1は認知症有病者になる推計があるとされている。また、認知症に関わる医療費は、年間1.9兆円、介護費が6.4兆円などと認知症には莫大な費用が必要という試算がある。この事から、老化に関する科学的根拠に基づく知見が増え認知症の予防が可能となれば、日本経済にも非常に大きな波及効果をもたらすことが可能となる。
|