研究課題/領域番号 |
19K07924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
水嶋 章郎 順天堂大学, 医学部, 教授 (80229690)
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研究分担者 |
水嶋 しのぶ 順天堂大学, 医学部, 助手 (50327798)
山口 琢児 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤講師 (50816741)
奥野 滋子 順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (80317370)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 緩和医療、緩和ケア / ストレス緩和 / アグリヒーリング / 園芸作業、農作業 / 自然体験 / 花鑑賞 / サーカディアンリズム / オキシトシン / 農作業 / ストレス / 唾液成分 / 気分プロファイル / 唾液 / コルチゾール / メラトニン / sIgA / 日内変動 / 在宅勤務 / ウエアラブルデバイス / 緩和ケア / メンタルヘルス / 自律神経 / ウェアラブルデバイス / 緩和 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「都市生活者にとって有効なストレス緩和の方法論提示」を目的として、ウェアラブルデバイス(Tシャツ型バイタルセンサー)を活用したストレスの定量化メソッドを検証する。特にストレス軽減の方法としての園芸療法に注目し、定期的な園芸体験が、現代社会における心身の健康損失の軽減に寄与する可能性について検証する。 本研究を通して、定期的な園芸体験によって社会ストレスが緩和される環境を形成し、都市労働者が近郊農園等で園芸作業を行う事による自律神経およびストレスホルモンの変化を検証し、そのストレスケアの有効性を提示する。
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研究成果の概要 |
ストレスは職場や家庭などの環境を問わず発生し、現代を生きる人々はstress-filled societyで生活している。本研究は「都市生活者に有効なストレス緩和の方法論提示」を目的として、ストレスの定量化法を検証した。その結果、園芸作業や農作業体験によりストレスが軽減することが確認されたが、ウェアラブル生体センサーそのものの検証は十分ではなかった。 また、新型コロナウィルスの感染拡大を契機に人々の生活様式が大きく変化し、新しいメンタルヘルスに関する危機が憂慮される。在宅勤務によりサーカディアンリズムに変調をきたすこと、さらに花を鑑賞することによりストレスが軽減することなどが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「都市生活者にとって有効なストレス緩和の方法論提示」を目的としてストレスの定量化およびストレス緩和について検討した。その中で、新型コロナウィルス感染拡大を契機に生活様式を含めこれまでに経験したことのない環境の変化が生じている。特に働き方は大きく変わり、勤務形態の変化が心身へどのような影響をもたらすのか、新しいメンタルヘルスに関する危機が憂慮された。このような環境の変化において、全人的なケアの立場からストレス状態の客観的な評価を行うと共に、園芸作業を通しても心身の健康損失の軽減に寄与することが重要である。
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