研究課題/領域番号 |
19K07928
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
中西 豊文 大阪医科薬科大学, 研究支援センター, 准教授 (10247843)
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研究分担者 |
高折 恭一 京都大学, 医学研究科, 准教授 (10329485)
増井 俊彦 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20452352)
五十嵐 一雄 近畿大学, 医学部, 非常勤講師 (80098467)
松村 洋子 (田伏洋子) 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (80388256)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵臓癌診断マーカー / 特異抗原 / 自己抗体 / 自己抗体スクリーニング / 検査診断技術 / ネオ抗原 / スクリーニング / 膵臓癌得意抗原 / トリオースリン酸イソメラーぜ / ELISA法 / 膵臓癌特異抗原 / 変異トリオースリン酸イソメラーゼ / ネオ抗原ペプチド / 検査診断法 |
研究開始時の研究の概要 |
膵臓癌は、悪性新生物による死亡数の第4位を占め、発見時には既に浸潤・転移を伴う進行癌で極めて予後不良である。高折(分担者)は、Hruban教授と共にPancreatic intraepithelial neoplasia(PanIN)分類による膵臓癌早期発見・診断を目指し、臨床経験や学術的研究を重ねて来ている。そこで、PanIN病変から膵臓癌へ移行する分子機構の解明と精度の高い分子マーカーを見出すことが出来れば、膵臓癌の早期診断・根治療法の確立への道が開けてくる。今回、同手法を用いた膵臓癌特異トリオースリン酸イソメラーゼ由来ネオ抗原ペプチドの同定と対応自己抗体スクリーニング法を確立し、その検査診断学的有用性を検証する。
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研究成果の概要 |
ヒト膵臓癌培養細胞可溶画分を膵臓癌特異抗原とし、膵疾患患者血清を一次抗体とし、電気泳動/ウエスタンブロット/ECL検出にて特異的バンドを見出し、更に構造解析にて34番目のValがIIeに変異したTPIと同定した。この変異はメラノーマ特異ネオ抗原の近傍に位置し、新たな膵臓癌特異抗原の可能性を示唆した。次にELISA法を確立しスクリーニングを実施、健常者血清では検出感度以下で、膵臓癌ではPanIN分類に一致した定量値であり、膵疾患の鑑別検査に応用可能と思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵臓癌は、悪性新生物による死亡数の第4位を占め、発券時には既に浸潤・転移を伴う進行癌で極めて予後不良である。其処で、感度・特異度の高い分子マーカーを見出せれば、早期診断・根治療法の道が開ける。今回のTPIネオ抗原によるELISA法によるスクリーニングは鑑別診断への応用可能な検査技術の確立への大きな第一歩となるであろう。
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