研究課題/領域番号 |
19K07941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
藤田 浩二 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (50749421)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | B型肝炎 / 感染症 / microRNA / HBV / NTCP-1 / Hepatitis B virus |
研究開始時の研究の概要 |
B型慢性肝炎は,肝臓にB型肝炎ウイルスが感染し,増殖することにより発症します.放置すれば,肝硬変及び肝細胞癌といった合併症を引き起こすことがあります.私達は,B型肝炎ウイルスの増殖を抑える物質の一つに,microRNA-6126があることを報告しました.本研究では,microRNA-6126がB型肝炎ウイルスの増殖を抑える際のメカニズムを解明すべく,microRNA-6126により発現が抑えられる遺伝子の同定を試みたいと考えています.
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研究成果の概要 |
HBVが肝細胞に侵入する時,肝細胞表面に発現するNTCPを介して肝細胞の中に取り込まれる.miR-6126をトランスフェクションすると,NTCPの発現が抑制されることを明らかにすることが出来た.すなわち,miR-6126がHBVの肝細胞への感染を抑制する可能性が示唆された.次に,miR-6126の標的遺伝子を探索したが,時間的かつ予算的制約により,不可能であった.以上の成果をアメリカ微生物学会の学会誌の一つであるMicrobiology Spectrum誌に投稿し,現在Major revisionとなっている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
microRNAはヒトの体内にもともと存在する物質です.本研究においては,microRNAのうちの一つであるmiR-6126が,HBVの感染を抑制される可能性が示唆されました.HBVの感染メカニズムとその治療方法の開発に寄与する成果です.
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