研究課題/領域番号 |
19K07946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
今関 良子 東海大学, 医学部, 講師 (10328122)
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研究分担者 |
永田 栄一郎 東海大学, 医学部, 教授 (00255457)
浅原 孝之 東海大学, 医学部, 客員教授 (20246200)
瀧澤 俊也 東海大学, 医学部, 教授 (70197234)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 再生アソシエイト細胞 / 血管性認知症 / 慢性脳虚血 / 血管内皮前駆細胞 / 認知症 |
研究開始時の研究の概要 |
平成28年国民生活基礎調査では、要介護となった原因の第1位は認知症(18.0%)であり、現在、認知症に対する根治療法は確立されておらず、わが国の高齢化社会の動向を踏まえ、認知症に対する根治療法の確立は急務である。認知症治療確立は、要介護患者の18.0%を救い、家族の負担軽減のみならず、国家財政の立場でも、極めて重要な戦略と位置づけられると考え、本研究を着想・立案した。本研究は、我々が独自に開発した、血管再生効果・抗炎症効果・免疫寛容効果の優れた「再生アソシエイト細胞regeneration associate cells: RAC」による認知症治療の可能性につき、検証していくものである。
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研究成果の概要 |
血管性認知症の新規治療の確立を目指し、マウス慢性脳虚血(血管性認知症)モデルを作成し、マウス尾静脈からの再生アソシエイト細胞(血管内皮前駆細胞分化動態及び血管再生・修復能の高い細胞群)投与を行い、空間作業記憶、組織保護効果について、4週間後(短期評価)及び8カ月後(長期評価)を検討した。10週齢雌マウスでは短期評価で空間作業記憶改善と組織保護が確認された。40週齢雌、10週齢雄では有意差は確認できなかったが、投与回数を増やすことで効果が得られる可能性が得られた。今後、至適投与回数及び投与タイミング等、更なる検討が必要と考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、認知症の根治療法は確立されておらず、今後、高齢化社会となる本邦において、認知症治療法の開発は、患者や家族の負担軽減のみならず、国家財政の観点からも急務である。本研究において、我々が独自に開発した、再生アソシエイト細胞(血管内皮前駆細胞分化動態及び血管再生・修復能の高い細胞群)を血管性認知症動物モデルに投与し、空間作業記憶の改善や組織保護効果を得たことは、今後、再生アソシエイト細胞投与は、ヒトの血管性認知症治療法につながる可能性を示唆した。本研究の進展は、学術的意義のみならず、社会的意義も大きいと言える。
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