研究課題/領域番号 |
19K07947
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
曽川 一幸 麻布大学, 生命・環境科学部, 准教授 (50436440)
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研究分担者 |
古畑 勝則 麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (00308305)
谷口 俊文 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (20724826)
石毛 崇之 千葉大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (30757315)
小寺 義男 北里大学, 理学部, 教授 (60265733)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | レジオネラ属菌 / 質量分析計 / 細菌同定 / 血清型別 / MALDI-TOF MS / 病原微生物 |
研究開始時の研究の概要 |
レジオネラ肺炎による死亡数は依然として高く、呼吸不全を呈する市中肺炎の原因菌に限ると肺炎球菌(18.2%)に次いでレジオネラ菌(14.4%)が多い。レジオネラ肺炎の診断には尿中抗原検査が有用であるが、L. pneumophilia血清1型以外の感度は著しく低い。 本研究は質量分析計(MALDI-TOF MS)で同定率の低いレジオネラ属菌(L. pneumophilia, L. micdadei, L. bozemanii, L. dumoffii)に注目して、同定率の向上及びL. pneumophiliaの血清型別法を構築し、臨床応用を目指す。
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研究成果の概要 |
レジオネラ肺炎による死亡数は依然として高く、呼吸不全を呈する市中肺炎の原因菌に限ると肺炎球菌(18.2%)に次いでレジオネラ菌(14.4%)が多い。レジオネラ肺炎の診断には尿中抗原検査が有用であるが、L. pneumophilia血清1型以外の感度は著しく低い。質量分析計による細菌同定はサンプル調整が容易で、測定操作も簡便であり、一菌種約5分で同定結果が得られる。この特徴を活かして、Legionella pneumophila血清型別を容易に識別するシステムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レジオネラ肺炎による死亡数は依然として高く、呼吸不全を呈する市中肺炎の原因菌に限ると肺炎球菌(18.2%)に次いでレジオネラ菌(14.4%)が多い。レジオネラ肺炎の診断には尿中抗原検査が有用であるが、L. pneumophilia血清1型以外の感度は著しく低い。質量分析計による細菌同定はサンプル調整が容易で、測定操作も簡便であり、一菌種約5分で同定結果が得られる。また、レジオネラ属菌の同定率の向上、同定及びL. pneumophiliaの血清型別に要する時間の短縮、ランニングコストが約1/10に減り、社会的意義は非常に高い。
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