研究課題/領域番号 |
19K07950
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
内藤 由朗 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10446049)
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研究分担者 |
康村 誠希 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (10784051)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 胸部大動脈瘤 / 細胞内鉄取り込み受容体 / 鉄 / 血管平滑筋細胞 / 内科学 / 大動脈瘤 / トランスフェリン受容体 / 高血圧症 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者らは、これまでの研究にて高血圧症による血管構造変化における鉄の関与、特に細胞内鉄取り込み受容体 トランスフェリン受容体1の関与を明らかにしてきた。本研究では、研究代表者らが発見した血管構造変化におけるトランスフェリン受容体1に着目し、胸部大動脈瘤の病態生理におけるトランスフェリン受容体1の関与について検討する。そして、胸部大動脈瘤に対する新規治療戦略の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
細胞内への鉄取り込みは、細胞膜に存在する鉄取り込み受容体 トランスフェリン受容体1(Transferrin Receptor 1: TfR1)を介して行われる。本研究では、胸部大動脈瘤の形成過程に、血管局所、特に血管平滑筋細胞におけるTfR1が関与するとの仮説をたて、基礎研究より検討した。主に、血管平滑筋細胞特異的TfR1遺伝子ノックアウトマウスを作成し解析したところ、胸部大動脈瘤の形成過程に、血管平滑筋細胞におけるTfR1が関与することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者人口の増加に伴い、胸部大動脈瘤患者数は増加している。これまでの胸部大動脈瘤の病態解明が行われているが、未だ不明な点が多く、その予防法は確立されていない。そのため胸部大動脈瘤患者の予後はいまだ不良であり、新たな治療介入法が期待されている。 本研究では、細胞内鉄取り込み受容体であるTfR1に着目し、胸部大動脈瘤の病態形成過程におけるTfR1の関与を見出し、TfR1が胸部大動脈瘤の治療標的になる可能性を基礎研究より明らかにした。本研究成果は胸部大動脈瘤の新規予防及び治療法開発に寄与するため、学術的意義、社会的意義は高いと考える。
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