研究課題/領域番号 |
19K08032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
蓬田 幸人 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第三部, 室長 (70743657)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 脳科学 / 神経科学 / 脳機能イメージング / 精神医学 / うつ病 / 信念更新 / 認知バイアス / fMRI / 気分障害 |
研究開始時の研究の概要 |
うつ病患者が持つ自己・世界・未来に対する悲観的な見方はうつ病の発症や維持に大きな役割を果たしその背後にはネガティブな情報の認知処理を偏重するバイアスが存在する。このバイアスの脳内病態に関する過去の研究では扁桃体など辺縁系領域の異常が示唆されうつ病の脳内モデルの構築に貢献してきた。近年、与えられた情報から自己や世界に関する「信念」をアップデートしていく過程でもうつ病患者ではバイアスが存在することが明らかになってきたが、その脳内病態に関してはほぼ未解明である。本研究では機能的MRIを中心としたマルチモーダルな脳画像データ測定によってこの詳細を明らかにし、うつ病の病態解明前進への貢献を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究ではうつ病の発症と維持に大きな役割を果たすことが示唆されているネガティブな情報の処理を偏重してしまうバイアス(ネガティブバイアス)の脳神経基 盤について「信念の更新」という側面に着目することで既存の脳内モデルの拡張・修正を行いうつ病の病態解明への貢献を目指した。具体的にはうつ病患者・健常対照者を対象に信念更新課題を用いたfMRI(機能的磁気共鳴画像法)実験を中心としたMRI実験を行いマルチモーダルに信念更新のネガティブバイアスに関わる神経病態的な特徴を明らかにすることを目標とした。令和3年度は脳病態統合イメージングセンター・先進脳画像研究部との共同研究体制の下で研究部のWebサイトだけでなく参加者の募集・紹介を専門にするNPO法人などの助けも借りて参加者募集を行いうつ病患者および健常対照者のデータ取得を引き続き行っていく予定であったが、研究代表者(蓬田)が7月で所属機関(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)を退職し一般企業に異動することとなり研究継続が困難となったため廃止することとなった。
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