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内視鏡を用いた自閉スペクトラム症の腸内菌細菌叢を明らかにすることによる病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K08036
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

久保 一利  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (80716910)

研究分担者 中村 和彦  弘前大学, 医学研究科, 教授 (80263911)
三上 達也  弘前大学, 医学部附属病院, 准教授 (70344611)
中根 明夫  弘前医療福祉大学, 保健学部, 教授 (30164239)
下山 修司  弘前大学, 医学研究科, 助教 (60736370)
坂本 由唯  弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (60770386)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード自閉スペクトラム症
研究開始時の研究の概要

消化管には、100兆個を超える腸内細菌があり脳や行動に影響を与えている。腸脳相関は、腸内細菌が産出する代謝産物や神経伝達物質により、神経伝達系の障害を起こしていると考えられているが明らかになっていない。我々は腸内相関と関連が報告されている自閉スペクトラム症(ASD)に注目した。ASDは幼児期に発症する未解明な疾患で、治療法がなく症状は一生涯続く。ASDの病態解明を、腸内細菌叢に注目して行い、治療法の可能性を探る。

研究成果の概要

岩木健康増進プロジェクト・プロジェクト健診が令和3年6月5日-14日に開催の予定であったがコロナによって延期となり令和3年11月15日ー23日に開催された。参加した約800人に対して、自記式のAQ-J-10(広汎性発達障害の診断を識別する能力の高い10項目を抽出したもので、社会的スキル、注意の切り替え、コミュニケーション、想像力の4つの下位尺度から構成される)を施行した。さらに住民に対して糞便の採取が行われ腸内細菌叢を同定するためDNA 配列の解析が行われた。旧年度の腸内細菌叢のデータの一部を使って、16SメタゲノムデータをSHIROKANE上でQIIME2を用いて細菌叢の組成割合を推測した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

一般集団の中で、自閉症傾向のある人と、腸内細菌の分布との関係を明らかにする初めての報告になる。今後腸内細菌の分布と、心が状態が解明され、心が落ち着く腸内細菌についての研究が進んでいくことが期待され、さらに自閉症臨床群においても、消化器症状が続く人が何割かの確率でおり、従来の消化管治療は効果のないことがあり、自閉症の方の好ましい腸内細菌の分布についても今後明らかになっていき、症状緩和の治療法開発のきっかけとなる研究で社会的意義は大きいと考えた。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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