研究課題/領域番号 |
19K08051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
河西 千秋 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50315769)
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研究分担者 |
大塚 耕太郎 岩手医科大学, 医学部, 教授 (00337156)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自殺予防 / 患者安全 / 医療事故 / メンタルヘルス / 心理的危機介入 / 教育 / 多職種協働 / 支援者支援 / メンタルへルス / 重大医療事故 / 医療安全 |
研究開始時の研究の概要 |
がんは、自殺の危険因子であり、申請者らの報告を含む最近の先行研究・知見を踏まえ、第3期がん対策推進基本計画(2018年3月閣議決定)において初めてがん患者の自殺予防対策が明記された。本研究は、全国の約1400の認定病院を対象に、がん患者の自殺の実態調査を行い、腫瘍学・精神医学・医療安全学・自殺予防学等の多様な観点からその詳細を明らかにするとともに、調査に基づき、がん医療に携わる医療者を対象とした自殺予防対策のための教育研修プログラムを開発・実施し、その普及を図ることを目的とする。
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研究成果の概要 |
報告者は、日本医療機能評価機構認定病院患者安全推進協議会(PSP)会員病院を対象に病院内のがん患者の自殺事故調査を行い報告をした(成田,河西ら,患者安全推進ジャーナル,2022)。また、同協議会が2011年に発刊した、ジャーナル別冊「病院内の自殺対策のすすめ方」を、新たな知見を加え全面改訂し2023年に発刊した。また、2011年から経年的に実施されてきた、院内自殺事故予防と事後対応のための研修会(PSP主催)において、がん患者の自殺事故の現況やその対策に関する研修プログラムを開発し、加えて、自殺事故が生じたあとの事後対応と医療者のケアのための教育研修プログラムを新たに開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん罹患、特にがんと診断されて1年以内の罹患者は自殺のリスクが高いことが知られている。報告者は、日本医療機能評価機構認定病院患者安全推進協議会(PSP)会員病院を対象に病院内のがん患者の自殺事故調査を行った。また、がん患者の自殺事故の現況やその対策に関する研修プログラムを開発し、PSPが経年的に実施している自殺予防研修プログラムに導入すると共に、自殺事故が生じたあとの事後対応と医療者のケアのための教育研修プログラムを新たに開発した。また、自殺事故予防と事後対応の普及のために、同協議会が2011年に発刊した書籍、「病院内の自殺対策のすすめ方」を、新たな知見を加え全面改訂し2023年に発刊した。
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