研究課題/領域番号 |
19K08103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
若月 優 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, QST病院 治療診断部, 部長 (40399449)
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研究分担者 |
加藤 眞吾 (加藤 真吾) 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00370875)
小此木 範之 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 医長(定常) (00750572)
大野 達也 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10344061)
大谷 侑輝 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい研究員 (70462215)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 画像誘導小線源治療 / 子宮頸癌 / 放射線治療 / 小線源治療 / 画像誘導腔内照射 / HR-CTV / IR-CTV / 子宮頸がん |
研究開始時の研究の概要 |
子宮頸癌放射線治療の標準治療は外部放射線治療と腔内照射の併用となっている。近年この腔内照射が従来の正側X線画像を用いた二次元腔内照射からCTやMRIを用いた三次元画像誘導腔内照射に移行しつつある。しかしながら日本におけるCTを用いた画像誘導腔内照射の標準的な線量処方はいまだ未確立である。 本研究では、すでに施行中である「局所進行子宮頸癌に対する画像誘導小線源治療に関する多施設共同前向き観察研究」(UMIN000016140)の付随研究として、腫瘍に対する必要となる線量や直腸や膀胱などの正常臓器に対する耐容線量を明らかにし、画像誘導腔内照射における標準的な目標線量を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的はCTを用いた三次元画像誘導小線源治療(3D-IGBT)の均てん化である。 まず日本における現状の調査として、JASTRO認定施設に対して、臨床現場で行われている3D-IGBT時の子宮体部並びに腟部への線量処方の実態を調査を行った。 次に、現在用いられているHR-CTV輪郭作成のガイドラインの問題点を明らかにするために日本放射線腫瘍学研究機構(JROSG)婦人科グループに協力を得て、放射線腫瘍医29名により、CTおよびMRI画像を基にした輪郭作成の比較を行った。 本研究の結果をもとに、HR-CTV輪郭作成のガイドラインを改善することにより、3D-IGBTの標準化が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在子宮頸癌放射線治療において、CTを用いた三次元画像誘導小線源治療が急速に普及している。そのため三次元画像誘導小線源治療の均てん化が喫緊の課題である。 本研究の成果により、CT-baseのCTVHR contouringガイドラインが改善されることにより、三次元画像誘導小線源治療を新たに開始した施設であっても高い治療成果が期待できることから、施設間格差を是正することが期待され、日本における子宮頸癌放射線治療の標準化・均てん化が期待される。
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